シマヤッコの餌付け、飼育に関して

R1062333.jpg2009年も終わりですね。今年はなかなか時間ができず、ショップに足を運ぶ頻度が以前と比較すると少なく、夜間ネットでマウスをクリックしている時間の方が長かった気がします。飼育ではシマヤッコの状態維持に費やした時間が長かったかな・・・。シマヤッコは以前のブログでも紹介しましたが、どうしても長期飼育ができない海水魚の筆頭にいました。そんなシマヤッコも今の水槽では、3匹で混泳させています。シマヤッコの生体と飼育を通じて感じた事を簡潔にまとめてみました。

・生体について
どこにでも書かれているような内容から始まりますが・・・。学名は、Centropyge multifasciata。以前は、パラケントロピーゲ(Paracentropyge 属)に分類されていましたが、現在はケントロピーゲ属(Centropyge属)に分類されています。英名では、バード・エンゼルフィッシュやマルチバンド・エンゼルフィッシュと呼ばれています。主に西部太平洋を生息地の中心とし、北は八重山諸島、南はグレートバリアリーフまで分布しているようです。自然界では、洞窟や岩の割れ目など水深20メートル付近に多く生息しているようです。国内に輸出される主な産地は、バヌアツ、マーシャル、東南アジアの3つです。バヌアツ産は、白いバンド部分の広さとイエローラインの濃さから、見た目で違いを判別できますが、マーシャルと東南アジア産はそれほど大きな違いは個人的には感じません。東南アジア産として購入するシマヤッコの中には白いバンドの中にイエローラインを確認できるものもいます。いずれも産地は西部太平洋なので、東南アジア産といってもマーシャル諸島寄りであれば、マーシャル産のような東南アジア産も入荷したりするのかもしれません。マーシャル産でも見た目はバヌアツ産と思う個体も目にすることがありました。

R1062311.jpg R1062312.jpg R1062313.jpg

・餌付けについて
活ブラインシュリンプに対しての反応がとてもよいので、草食というよりはどちらかと言うとアミエビやヨコエビっぽい食の方が向いているではないかと思っています。海外のサイトを調べてみると、自然界の生息地からみてもスポンジ類や小型の甲殻類などを多く消費する海水魚と書いてあります。初めから人工餌に餌付いている個体が選べるとよいですが、なかなかそのような個体にめぐり合うことは難しいです。ショップで購入する際には、フレークなどを与えてもらい餌に対する目の反応がよさげな個体を選ぶと、水槽に慣れるまでの時間が早く、より早く人工餌に餌付いてくれる場合が多いように感じます。人工餌ですが、私の場合は乾燥ブラインシュリンプもしくはテトラマリンフレークを与えながら餌付かせていきます。なかなか餌付きが悪い場合は、途中で活ブラインシュリンプ、活アミエビ、活ヨコエビなどを与えながら反応を観ています。活き餌を与えると反応してくれる場合が多いと思います。一度、人工餌に餌付けばあとは時間が経てば、粒状の人工餌にも餌付いてくれます。人工餌に餌付いてからも、私の場合はたまに活餌を与えてあげるようにしています。よく雑誌やネットで、「餌付きにくい場合にはアサリのすり身を与えるとよい」と目にすることがありますが、アサリのすり身は水槽の水質を汚してしまうのと、アサリのすり身も決して餌付き易い餌だとは思わないので、活餌を与えてしまった方がより確実だと思います。活餌ばかりを与えると人工餌に反応しなくなってしまうので、完全に人工餌に餌付くまでは、体力を維持させる補助的な役割としてとらえておいた方がよいです。人工餌に餌付けば、なんでもよく食べるようになるので、食のバランスを考えて活餌が入手できる際に与えてあげるととても喜んで食べてくれます。餌付いていない個体に対しての餌付けは確実に時間を要しますので、頻繁に与えすぎるのではなく、普段他の魚たちに餌を与える時間とあわせて与え、ジックリ気長に観察していくのがよいと思います。

R1062337.jpg R1062338.jpg R1062339.jpg

・飼育環境について
病気(白点病)にさせない環境作りが絶対必要です。シマヤッコを水槽に投入して、1週間以内に白点病が発生する場合は、水槽の飼育環境がシマヤッコが飼育できる状態になっていません。まずは、白点病が発生しない水槽環境を作ることが一番大切です。私がシマヤッコを飼育している現在の水槽環境は次の通りです。90cm×45cm×45cmと60cm×45cm×45cm水槽を連結させており、濾過層まで含めると水量は約400リットルぐらい。水換えはRO水で1週間に1回、60リットルぐらい。水槽内にいる魚の数は、全部で13匹です。飼育をしていると欲求にかられて、どうしても魚の数が増えてしまいがちですが、過密な空間はシマヤッコに限らず魚たちに少なからずストレスを与えることになります。本当に飼育したいと思う魚に数を限定して飼育するのが望ましいと思います。なんて言っても、いろいろな海水魚を入れたくなってしまいますが、もしヤッコの混泳で喧嘩を始めてしまった場合は、隔離した方が無難です。レイアウトも組んでしまっていて、喧嘩してしまっても網ですくうなんてまず無理・・・という場面に何度も私も遭遇したのですが、そんな時はペットボトルの上部をカッターナイフで切断した後、切断した部分が鋭利な状態になってしまっているので、ライターを利用し鋭利な部分を溶かして丸みを持たせた状態で中に餌を入れて水槽に半分浸けて浮かせておくと、餌付いているヤッコであれば過去の経験上、100%捕獲することができました。レイアウトを崩したくない状況で、魚を捕獲したい場合に試してみるとよいかと思います。

R1062340.jpg R1062341.jpg R1062343.jpg

・混泳について
異なる産地のものを一緒にすると、よりお互いが攻撃的になる傾向が強い気がしました。混泳の際には極力同じ産地のものを選んだ方がよいと思います。できれば、生体を選ぶショップも同じにした方が、卸している業者さんと採取されている現地の海が同じであることが合わせて確認できるので良いと思っています。ヤッコの中でも性格がおとなしいと言われているシマヤッコですが、縄張り意識の強いヤッコの仲間には間違いないので、混泳させる際にはクリアケースなどでお見合いをさせてから、水槽に投入した方が間違いありません。シマヤッコは自然界においては、ペアもしくはハーレムを形成していることが多いようです。

何年か飼育していると、飼育難易度の高い生体にチャレンジしては死亡させを何度か繰り返すため、より生体の状態確認と維持に対しての感覚が養われる気がします。シマヤッコの状態が維持できれいれば、他の海水魚たちも状態よく維持することができると思います。

シマヤッコを上手く長期飼育したい方のために、過去の飼育経験をもとに、シマヤッコの選定から飼育方法までまとめています

不正アクセス防止のため、コメント入力いただいた方の送信元ホスト名、IPアドレスを記録しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

新着記事

アクアギフトさんのブラックバンド5万円台...激安!

アクアギフトさんのブラックバンド5万円台…激安!

趣味がアクアリウム好きな男って、どんな男?

趣味がアクアリウム好きな男って、どんな男?

アロワナ華僑紅龍魚、古代魚が泳ぐ18BAR(横浜馬車道)

アロワナ華僑紅龍魚、古代魚が泳ぐ18BAR(横浜馬車道)

連結オーバーフロー水槽のメリット、デメリット

連結オーバーフロー水槽のメリット、デメリット

ユーザ評価1.2「カニシャコホイホイ」

ユーザ評価1.2「カニシャコホイホイ」

全ての記事を確認する