海水魚用の人工餌は、粒状、フレーク状、ペレット状が主流ですが、乾燥クリル、フリーズドライ、ミックス、タブレット、フレッシュパックといった人工餌も販売されています。
その他海水魚用人工餌の一覧
乾燥クリル
乾燥クリルは、テトラクリルマリンが昔から有名な餌です。天然オキアミに各種ビタミン、ペプチド鉄などを配合した乾燥飼料で大型ヤッコなどの餌になります。大型のヤッコは好んで食べますが、消化が悪い人工餌になるため、与えすぎには注意が必要です。テトラクリルマリンの詳細は、以下のページでご紹介いたします。
フリーズドライ
フリーズドライは、ブラインシュリンプやイサザアミを乾燥させた餌です。クリルと比較するとサイズが小さいため、中型魚や小型魚の餌付けにおすすめな人工餌です。ただしクリル同様、与えすぎると海水魚が消化不良を起こす場合があるので注意が必要です。フリーズドライは、オメガワンフリーズドライとして販売されています。詳細は、以下のページをご確認ください。
ミックス
ミックスは、一つのパッケージに、ビタミン強化フレーク、海藻強化フレーク、ミニグラニュール、ブラインシュリンプの4種類が含まれる海水魚専用の餌です。テトラマリンメニューが唯一の海水魚用ミックスフードになります。テトラマリンメニューの詳細は、以下のページでご紹介いたします。
タブレット
タブレットフードは、水槽壁面に貼り付けて与える餌になります。餌付いていない海水魚だと餌として認識しない可能性が高いため、餌付き易い海水魚や、既に餌付いた海水魚に対して有効な人工餌になります。タブレットフードとして販売されているのは、セラオーニップになります。詳細は、以下のページをご確認ください。
フレッシュパック
フレッシュパックは、活き餌でも無く、冷凍餌でもないフレッシュフードです。未開封の場合は常温で2~3年保管でき、開封後は1週間冷蔵庫で保管することができます。粒餌、フレーク、ペレットなどの人工餌になかなか餌付きづらいシマヤッコ、ニシキヤッコ、スミレヤッコ、コリンズピグミーエンゼル、ハナゴイ、ハナダイなどといった海水魚に有効な人工餌になります。フレッシュパックは、DVH Ocean Prime Copepods(フレッシュパックコペポーダ)として販売されています。詳細は、以下のページをご確認ください。
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餌の名前 | サイズ | 形状 | 価格相場 | 餌の種類 |
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テトラクリルマリン | 大型魚 | 乾燥クリル | 約1000円 | 補助餌 |
オメガワンフリーズドライ | 小型魚 | フリーズドライ | 約700円 | 総合フード |
テトラマリンメニュー | 小型魚 | ミックス | 約1000円 | 総合フード |
セラオーニップ | 小型魚 | タブレット | 約1400円 | 総合フード |
DVH Ocean Prime Copepods(フレッシュパックコペポーダ) | 小型魚 | フレッシュパック | 約1800円 | 餌付け用 |
海水魚の人工餌比較
海水魚の人工餌は、サイズ別では小型魚用、中型魚用、大型魚用に分類されます。形状別では、粒状、フレーク状、ペレット状に大きく分類されます。また、人工餌を水槽に入れた際に浮かぶ(浮遊性)のか、沈む(沈下性)のかといった違いがあります。また、与える海水魚の種類によって、総合フード、草食フード、免疫力向上、補助食、餌付け用などに分かれてきます。以下のページで、各社から発売されている人工餌を一覧表にまとめてみました。
海水魚におすすめな餌と餌付け方法
マリンアクアリウムを行う上で、生体別に適したおすすめな餌の区分について整理していきたいと思います。なお以下の整理内容は、私自身の過去のマリンアクアリウム経験をもとにまとめているため、他の方がまとめたらまた別の視点になるかもしれません。海水魚の餌選定において、一番重要となってくるのは、自然界において生体が何を捕食していて、雑食性なのか?草食性なのか?ポリプ食?プランクトン食?なのかをシッカリと理解することです。自然界における生体の捕食性を理解した上で、餌を選定していきたいと思います。また、厳密には乾燥餌、冷凍餌については、加工のタイミングで人の手が入っているので、広域では人工餌に分類されると思うのですが、分かりやすい分類という観点で、それぞれ分けて以下のページで整理していきたいと思います。