コリンズピグミーエンゼルフィッシュの飼育について

コリンズエンゼルフィッシュ

コリンズエンゼルフィッシュ

和名アヤメヤッコです。上品で艶やかな姿がぴったりと似合う海水魚です。ハワイ便、フィジー便で入荷されますが、非常に神経質なため輸送に耐えられずに状態を落としている個体が多いです。2009年まで入荷量が少なく比較的価格の高い海水魚でしたが、2009年前半にまとまった入荷があり価格もおさえられて販売がされていました。自然界ではケーブなど暗闇の洞窟やンゴ礁外縁のドロップオフで生活していることが多いです。国内では小笠原諸島に生息していることが確認できていますが、国内の海域でその姿を見かけることは非常に稀なようです。海外ではパラオ諸島、パプアニューギニア、フィジー、グアム島などで見ることができますが水深25mから75mの深場に生息しています。黄色と青のツートンカラーが上品でとても美しい種類であり、まとまった入荷があった時期は価格もおさえられていたため入荷と同時に即売となってしまう人気種です。ヤッコの仲間は性格がキツイ種類が多いため、混泳を実現したい場合は、大きなサイズの水槽を用意し、小型ヤッコであればライブロックで複雑な形状を組み上げて隠れ家を作り、水槽にはあまり多くの海水魚を入れないのが理想です。大型ヤッコの場合は、大型のオーバーフロー水槽でベアタンクを作り、水槽内で縄張り争いが発生しないように、ライブロックの数を減らして飼育するという手段もあります。ヤッコの飼育におすすめなオーバーフロー水槽、ライブロック、ヤッコの混泳については、以下のページでまとめています。

コリンズエンゼルフィッシュ

学名

Centropyge colini

全長(最大)

10cm

生息分布

小笠原~西部太平洋

飼育難易度

とにかく落ち着いた飼育環境が必要です。本種は性格が神経質で入荷時には状態が万全でない場合もあることから、水槽投入当初は他の海水魚がいない落ち着いた環境下での単独飼育が無難です。餌付けにも時間がかかる場合があるので、他の魚に餌を奪われて餌だと認識できない場面を作らないようにすることが望ましいです。餌付けが難しいとされていますが、入荷時の状態と飼育環境の状態によってその差は千差万別です。繰り返しになりますが、コリンズを状態よく飼育させたいのであれば、入荷時の状態良し悪しの確認と落ち着いた飼育環境を準備することです。餌付きにくい場合は、冷凍ブラインシュリンプ等でまずは餌を認識させ餌付かせ、餌付き始めた頃からフレーク状の人工餌を与えていくとよいです。個体差にもよると思いますが、飼育環境下においては、他のヤッコと比較するとあまり珊瑚を突っつかない気がします。

性格

優しい:

混泳

難しい:

餌付け

難しい:

珊瑚との相性

普通:

飼育環境

水換え頻度

飼育する水槽環境によって、水換えを行う頻度が異なってきます。水換え頻度については、以下のページでまとめています。
水換え頻度について

ライブロック

ライブロックは、水槽内での生物濾過を実現したり、隠れ家としても機能を果たすので、水槽内にあった方がおすすめです。
ライブロックの特徴、選定

ライブサンド

ライブサンドは、水槽内での生物濾過を実現し、生体が水槽内で過ごし易い環境を作り上げることができます。ライブサンドの特徴や、水槽サイズ別に必要となるライブサンドの量について、以下のページでまとめています。
ライブロックの特徴、選定

プロテインスキマーの設置

プロテインスキマーは、ライブロック、ライブサンドで実現する生物濾過とは異なり、水槽内に溜まった目に見えるぐらいの汚れを物理的に除去するといった役割を持つため、設置した方が状態よく飼育することができます。
プロテインスキマーの特徴、選定

殺菌灯の設置

殺菌灯は水槽内の病原菌を紫外線の力で除去できる機材です。白点病を防ぐためにも殺菌灯の設置がおすすめです。殺菌灯の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
殺菌灯の特徴、選定

白点病治療

海水魚の飼育で一番多い病気が、白点病です。万が一、白点病になってしまった場合の治療方法について、以下のページでまとめています。
海水魚の白点病治療

浄水器の設置

より海に近い環境で長期飼育を目指す場合には、水道水の不純物を取り除ける浄水器を設置するのがおすすめです。浄水器の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
浄水器の特徴、選定

オーバーフロー水槽での飼育

水槽の水量が多いほど、急激な水槽内の環境変化から生体をまもり、状態よく飼育することができます。生体の長期飼育を目指すなら、オーバーフロー水槽での飼育がおすすめです。
オーバーフロー水槽の特徴、選定

コリンズピグミーエンゼルフィッシュを飼育する上で必要な飼育環境については、以下のページにまとめています。

コリンズピグミーエンゼルフィッシュの飼育に必要な飼育環境

5年間飼育している我が家のコリンズピグミーエンゼル

5年間飼育を続けている我が家のコリンズピグミーエンゼルです。人工餌への餌付けが難しいとされていますが、水槽に慣れさせれば、とってもよく人工餌を食べてくれます。

飼育を行う際に気を付けている点

  1. 購入時に魚の瞳や体表をみて、元気がありそうな固体を直接見て確認している。
  2. 餌付ける事に意識を置くのでは無く、生体にとってストレスが無い環境づくりの方に意識をおく。

昔は、餌付き難い生体に対して、早く餌付いてもらいたいため、スポイトで魚の口元付近に餌をふりかける行為を何度もしていたことがあったのですが、これはまったく効果が無いのと、余計に水槽を汚してしまいます。

餌付き難い生体のまわりに、「ストレスになりそうな生体がいないか。」、「水槽の環境は生体にストレスを与えてしまいそうな環境になっていないか。」ここを意識して生体を飼育していると、いつしか餌付くようになります。

このコリンズは、餌付くまでに2ヶ月以上かかりました。

ちょっとでも餌付いてしまえば、水面まで自ら上がってきて餌をねだったり、水面の餌を食べるようになってくれます。

あせらず、水槽の環境維持を心がけることが、餌付けに対して一番効果が高いと思います。

コリンズピグミーエンゼル粒餌爆食い

コリンズピグミーエンゼル粒餌爆食い
コリンズピグミーエンゼル粒餌爆食い
コリンズピグミーエンゼル粒餌爆食い
コリンズピグミーエンゼル粒餌爆食い

他の生体との相性

10年間飼育してきたコリンズピグミーエンゼルがハタゴイソギンチャクに食べられてしまいました。個体差にもよると思いますが、コリンズピグミーエンゼルと珊瑚の相性は悪くないので、珊瑚水槽でも飼育できるヤッコの仲間だと思います。コリンズピグミーエンゼルを飼育していると分かるのですが、洞窟のような場所に生息しているせいか、ライブロックが水槽の底面と接触する場所などに隙間があると、お腹を水面に向け、逆さまの格好をしながら、楽しそうにスルリとその隙間を潜り抜けていく仕草を見せます。

このような場所にイソギンチャク、特にハタゴイソギンチャクなど毒性が強いイソギンチャクがいると、コリンズピグミーエンゼルが、ハタゴイソギンチャクに食べられてしまう危険性がとても高いです。ハタゴイソギンチャクがいる水槽で、コリンズピグミーエンゼルの飼育を行なう場合は、とても注意が必要です。

関連記事:ハタゴイソギンチャクの長期飼育に関して

コリンズピグミーエンゼルにおすすめの人工餌は、メガバイトグリーンです。ヤッコは自然界において、藻類、海綿、ホヤ、底生無脊椎動物、小型の甲殻類等を捕食する雑食性の海水魚です。草食寄りの雑食成分が配合された人工餌として、メガバイトグリーンがもっともおすすめです。

メガバイトグリーン

メガバイト、ヤッコの餌付け方法、海水魚におすすめの餌については、それぞれ以下のページでまとめています。

価格相場

約20,000円
価格相場はあくまで目安です。生体の入荷状況や販売店舗などによって異なります。詳しくは以下の通販サイトより、最新の価格をご確認ください。



通販

通販サイトで購入ができる価格が安いコリンズピグミーエンゼルフィッシュを以下のページからご確認いただけます。該当の商品が存在しない場合は、商品が何も表示されない場合や、他の商品が表示される場合があります。

コリンズエンゼルフィッシュに関する飼育方法のご紹介は以上となります。次にコルテツエンゼルフィッシュの飼育方法をご紹介いたします。 関連記事:コルテツエンゼルフィッシュの飼育について

おすすめの生体

バヌアツ産シマヤッコ(±65-70mm)

バヌアツ産シマヤッコ(±65-70mm)

ブラックバンドエンゼル


人気のショップ


種類別ヤッコの飼育

ヤッコの魅力といえば、水槽内のレイアウトの隙間をスルスルとかいくぐりながら泳ぐ姿と、体の模様の美しさにあります。特に人気のヤッコは、シマヤッコニシキヤッコスミレヤッコです。以前は、なかなか餌付き辛い種類もいましたが、無理な混泳をさせずに、落ち着いた水槽環境を準備してあげれば、昔ほど餌付けが難しいと感じるヤッコが少なくなった気がいたします。よくフレームエンゼルレモンピールエンゼルなどが飼育がし易い初心者ヤッコとして紹介される事が多いですが、ヤッコの飼育難易度は、よっぽど水深深くから引き上げられ、輸送のストレスを受けている個体でなければ、それほど差は無いと感じます。自然界での食性を把握し、落ち着いた環境で時間をかけて飼育してあげる事が大切だと感じます。

関連記事:ヤッコの飼育について(69種類掲載中)

海水魚の飼育

特に人気が高い海水魚の飼育方法をご紹介しています。海水魚飼育を始められる方は、まずはカクレクマノミイソギンチャクの共生から入り、マリンアクアリウムにハマると、ヤッコ飼育へと流れていく方が多くいます。チョウチョウウオは人工餌に餌付き辛い種類が多く、初心者の方にはおすすめしません。ハナゴイ、ハナダイの仲間は、性格がおとなしく、群れで水槽内を泳ぐのと、丈夫な種類が多いのと、珊瑚との相性も良く色合いも綺麗なことから、初心者の方にもおすすめの海水魚になります。海水魚の種類別飼育方法については、以下のページでご紹介しています。

関連記事:海水魚の飼育について

海水魚の餌

マリンアクアリウムを行う上で、生体別に適したおすすめな餌の区分について整理していきたいと思います。なお以下の整理内容は、私自身の過去のマリンアクアリウム経験をもとにまとめているため、他の方がまとめたらまた別の視点になるかもしれません。海水魚の餌選定において、一番重要となってくるのは、自然界において生体が何を捕食していて、雑食性なのか?草食性なのか?ポリプ食?プランクトン食?なのかをシッカリと理解することです。自然界における生体の捕食性を理解した上で、餌を選定していきたいと思います。また、厳密には乾燥餌、冷凍餌については、加工のタイミングで人の手が入っているので、広域では人工餌に分類されると思うのですが、分かりやすい分類という観点で、それぞれ分けて整理していきたいと思います。海水魚の餌については、以下のページでご紹介しています。

関連記事:海水魚におすすめな餌と餌付け方法

海水魚の白点病

海水魚の白点病治療は、オキシドール、ニチドウグリーンFゴールド、淡水浴、水換え、放置、自然治癒など様々試みている人がいますが、過去に私自身が行ってきた治療方法を交えながら、白点病の原因と対策についてご紹介いたします。写真は、我が家の水槽で、白点病になってしまったゴールデンバタフライの写真です。チョウチョウウオの飼育は、特に白点病になりやすいので、注意が必要です。写真のゴールデンバタフライの体表に白い点々が付いているのが分かるかと思います。白点病とは、魚を飼育する人であれば、誰でも経験する魚の病気です。初心者の方であっても、ベテランの方であっても、海水魚を販売するショップでさえも白点病に悩まされています。過去行ってきた白点病の治療方法について以下のページでご紹介いたします。

関連記事:海水魚の白点病について

海水魚の飼育機材、用品

海水魚飼育に必要な機材と用品についてまとめています。海水魚を状態よく長期飼育したい場合は、オーバーフロー水槽浄水器クーラープロテインスキマーライブロックライブサンドヒーター水中ポンプ塩分濃度計バケツウールマット人工海水などが必要となってきます。また、より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。海水魚を飼育する上で必要な飼育機材や用品については、以下のページでご紹介いたします。

関連記事:海水魚飼育に必要な機材と用品

海水魚飼育におすすめのオーバーフロー水槽

海水魚飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚珊瑚イソギンチャクマリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。

関連記事:どれがおすすめ?オーバーフロー水槽比較

マリンアクアリウム飼育方法

海水魚珊瑚ソフトコーラルハードコーラル)、イソギンチャクマリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。

イソギンチャク

イソギンチャクの飼育 イソギンチャクの飼育

マリンプランツ(海藻、海草)

マリンプランツの飼育 マリンプランツの飼育

マリンアクアリウム飼育機材

海水魚珊瑚ソフトコーラルハードコーラル)、イソギンチャクマリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。