ライブロックの特徴、選定について
海水魚、珊瑚、イソギンチャクの飼育に欠かせないアイテムがライブロックです。2000年から続けているマリンアクアリウム経験をもとにおすすめのライブロックをご紹介いたします。ライブサンドは、有っても無くてもどちらでもよい存在っと私は思っていますが、ライブロックは、マリンアクアリウムにおいては欠かせないアイテムです。
目次
ライブロックとは?ライブロックの役割と必要性
ライブロックとは、読んで字のごとく生きた岩です。生きた岩と言っても、岩自体が生きている訳では無く、岩に大量の微生物やバクテリアが付着しているため、ライブロックと呼ばれています。ライブロックを水槽内に入れることによって、サンゴをレイアウトするための土台を作ったり、イソギンチャクが定着できる場所を作ったり、海水魚の隠れ家を作るといった役割があります。そして、ライブロックの大きな役割として、水槽内での生物濾過を促し、水槽内の生体たちが状態よく生きていける環境を作るという点があります。ライブロックの役割と必要性については、以下のページでまとめています。
状態が優れたライブロックの見分け方について
よくライブロックは、石灰藻が沢山付着した赤いライブロックが良いと記載されている事が多いですが、それが全てではありません。ライブロックは生体と同じで生き物です。メンテナンスがシッカリと行き届いた新鮮なライブロックを販売するショップがおすすめです。私が過去利用したショップさんですと、スプラッシュのライブロックがおすすめです。詳しくは、以下のページでまとめています。
ライブロックの形状について
ライブロックの形状は、ブロック型と呼ばれるタイプと、枝状と呼ばれる2種類に大きく分類されます。それぞれの違いについて解説いたします。
ブロック型のライブロック
上記はブロック型のライブロックです。岩のような形状で、水槽の底面などに配置してライブロックの土台などに利用する場合があります。大型のハタゴイソギンチャクなどは、足盤が広いため、ブロック状で特に底面が平らのライブロックを選択すると、ハタゴイソギンチャクが移動せずに済みます。詳しくは、「ハタゴイソギンチャクの長期飼育について」で解説しています。
枝状のライブロック
上記は枝状ライブロックです。ブロック型と異なり、細い枝状の形状をしているのが特徴です。主にサンゴのレイアウトを行う際に利用します。上記の枝状のライブロックを利用すれば、ライブロックに隙間が多いため、サンゴをシッカリと固定させることができます。また小型のイソギンチャクについては、ブロック状よりも、上記のような枝状ライブロックを選択した方が、移動せず安定して飼育を行うことができます。枝状ライブロックの詳細については、以下のページでまとめています。
関連記事:水槽の優れたレイアウトにおすすめな枝状ライブロック
ライブロックのレイアウトについて
ライブロックのレイアウトの秘訣は、あまり数多くライブロックを購入せず、枝状、ブロック状共に形状が優れた大き目のライブロックを複数個購入して組み上げることです。優れたライブロックはどのような形状か?どこで購入すればよいのか?レイアウト例も交えて以下のページでまとめています。
「ライブロックの特徴、選定について」についてのご紹介は、以上となります。次は「水槽用ライブサンド、サンゴ砂の特徴、選定について」ご紹介いたします。
オーバーフロー水槽比較
海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育を行う上でおすすめなオーバーフロー水槽を一覧で、比較しやすいように以下のページでまとめています。
マリンアクアリウムの飼育機材、用品
海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)を飼育するにあたり、飼育する生体の種類によって、必要となる環境が異なってきます。特に初心者の方は、「どんな機材を揃えばよいのかわからない。」と思う方が多いかと思います。海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育を行う場合で必要となってくる飼育機材や用品、リフジウム水槽などについて飼育する生体のジャンル別に、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。