ライブロックとは?ライブロックの役割と必要性
ライブロックとは、読んで字のごとく生きた岩です。生きた岩と言っても、岩自体が生きている訳では無く、岩に大量の微生物やバクテリアが付着しているため、ライブロックと呼ばれています。ライブロックを水槽内に入れることによって、サンゴをレイアウトするための土台を作ったり、イソギンチャクが定着できる場所を作ったり、海水魚の隠れ家を作るといった役割があります。そして、ライブロックの大きな役割として、水槽内での生物濾過を促し、水槽内の生体たちが状態よく生きていける環境を作るという点があります。
目次
ライブロックの役割
ライブロックには大量の微生物が付着しており、水槽内に入れることによって、ライブロックに付着した微生物やバクテリアが生物濾過を行うことによって、水槽内の浄化が行われるとされています。
生物濾過とは?
生物濾過を簡単に整理すると以下のような事が言えます。
- 水槽内で発生する糞や死骸などの物質を除去する装置がプロテインスキマー。
- プロテインスキマーで除去しきれなかった有機物は、有害なアンモニア、亜硝酸へと変化。
- 有害なアンモニア、亜硝酸を比較的健全な、硝酸塩へと変化させる事ができる仕組みが生物濾過であり、生物濾過を実現させる方法には、以下3つの方法がある。
っということです。
本当にそうなの?っという点は、どこにもデータが提示されていないので真偽の確かさは不明です。
生物濾過という点とあわせて、ライブロックは、目に見えてわかるとってもよい以下のような働きをしてくれます。生物濾過については、以下のページでまとめています。
海水魚の住処になる
海水魚は淡水魚と異なり気が強く、縄張り意識が強く、同属同種の海水魚を水槽内に入れると激しい喧嘩になってしまうことがあります。
なので、水槽内には隠れ家が必須となってきますが、そんな時に役立つのがライブロックです。
特に水槽内へ、複数のヤッコを入れて、ヤッコの混泳を実現させたい場合などは、複雑なライブロックを水槽内に入れて、魚の隠れ家を沢山作ってあげる必要があります。
大型のヤッコを混泳させる場合は、ライブロックが隠れ家にならないので、逆に水槽内のライブロックの数を減らして、縄張りができないような空間する必要があります。
海水魚の飼育については、以下のページでまとめています。
サンゴのレイアウトがし易くなる
サンゴのレイアウトを行う場合は、以下のページでまとめているスプラッシュの枝状ライブロックがおすすめです。
関連記事:水槽の優れたレイアウトにおすすめな枝状ライブロック
スプラッシュさんのライブロックは、枝状でも特に繊細な形状をしているので隙間が多く、サンゴをレイアウトするのに、とても優れています。
サンゴの飼育については、以下のページでまとめています。
イソギンチャクが定着し易くなる
イソギンチャクを水槽内で飼育していて厄介になるのが、イソギンチャクの移動です。
水槽内を移動することによって、あらゆるサンゴがダメージを受けてしまい、時には海水魚まで食べられてしまうことがあります。
イソギンチャクを飼育する際には、イソギンチャクが定着しやすライブロックを選定してあげる必要があります。
イソギンチャクの飼育については、以下のページでまとめています。
ライブロックの特徴、選定について
海水魚、珊瑚、イソギンチャクの飼育に欠かせないアイテムがライブロックです。2000年から続けているマリンアクアリウム経験をもとにおすすめのライブロックをご紹介いたします。ライブサンドは、有っても無くてもどちらでもよい存在っと私は思っていますが、ライブロックは、マリンアクアリウムにおいては欠かせないアイテムです。ライブロックの特徴、選定について、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。