白点病治薬と治療方法

白点病の治療は、淡水浴や高温の水で薬浴、低比重での薬浴をさせるのが有効的と記載されているのをよく目の当たりにするのですが、淡水浴や高温での治療は、初心者の方は危険です。白点病で、ただでさえ弱っている海水魚に対して、更にストレスをかけてしまうことになるため、慣れない作業を行うと、白点病治療自体が海水魚にストレスを与えることになってしまい、白点病の治療中に、大切な海水魚を死に至らせてしまう危険性があります。白点病の治療を行う際には、綺麗なバケツやタライなどに、新しく作った人工海水の中に薬を入れて、白点病が治るまで、薬浴させるのが一番の治療方法です。

白点病の原因

白点病は、海で発生する事は無く、水槽という閉鎖的な環境で飼育することによって発生する病気です。白点病が発生するもっとも多い原因は、通販などで購入した海水魚を水槽に入れたタイミングです。白点病については、以下のページでご紹介しています。

関連記事：海水魚の白点病について

薬浴

白点病治療には、薬浴が必要となってきます。薬浴とは、メイン水槽とは別に、治療用のトリートメントタンク（治療用水槽）を用意して、新しく人工海水で作った海水に、白点病となってしまっている海水魚を入れて治療を行う方法です。治療するのは、水槽ではなく、バケツやタライなどでも問題ありません。ただし気をつけないといけないのが、薬浴を行うバケツや水槽内に、白点病の原因となる白点虫が入ってしまわないように、メイン水槽の海水を入れてはいけないのと、治療を複数回水換えをしながら行う際には、一度治療を行ったバケツや水槽を綺麗に水で洗ってから再度治療を行う必要があります。これを行わないと、何度白点病治療を行っても、白点病は治りません。また、もう一点気をつけないといけないのは、メイン水槽には白点病の治療薬を絶対に入れてはいけません。海水魚の治療用の薬は、珊瑚やイソギンチャクにとっては、とても有害です。珊瑚やイソギンチャクがいる水槽に、白点病治療薬を入れてしまうと、必ず珊瑚やイソギンチャクが死んでしまいます。なお、一部の白点病治療薬には、メイン水槽でも利用できる商品もあります。以下の比較表で、メイン水槽利用「可能」と記載している商品が該当商品となります。もしも、メイン水槽で利用する際には、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツ（海藻、海草）に悪影響を及ぼす可能性もあるので、注意して利用するようにしてください。

比較

白点病治療薬の商品比較表になります。商品名をクリック（タップ）すると、各商品の詳細情報を確認することができます。

※スマートフォンからアクセスの場合は表が横スライドします。

以下のページからも白点病の治療薬の比較表をご確認いただけます。

関連記事：どれがおすすめ？白点病治療薬比較

治療方法

私が、海水魚飼育の愛好家の立場で、過去に試行錯誤してきた白点病治療の方法について、3種類ご紹介いたします。

• バケツによる白点病治療
• 隔離ケースによる白点病治療
• トリートメントタンクによる白点病治療

それぞれの治療方法について、以下のページでご紹介いたします。

白点病治療初心者におすすめの治療薬

白点病治療になれていない場合、メイン水槽とは別に、バケツ、隔離ケース、トリートメントタンクなどを準備して白点病治療を行わなくてはなりません。白点病治療に不慣れな場合は、メイン水槽でも利用可能な、以下の商品がおすすめです。

白点病治療経験者におすすめの治療薬

白点病治療に慣れている場合や、バケツ、隔離ケース、トリートメントタンクなどを準備して白点病を時間をかけて完全に完治させたい場合は、以下の商品がおすすめです。

白点病治療は、とても根気がいるのと、海水魚にも負担がかかる治療です。殺菌灯や、アクア工房ヨウ素ろ材シリーズ殺菌筒を利用して、未然に白点病の発生を抑止させるという事が一番楽な方法です。

白点病予防対策

海水魚を白点病にさせないための予防方法についてです。白点病は、発生させる前に事前に予防を行うのが一番大切なことです。大切な海水魚を白点病にさせないためにも、水槽にアクア工房ヨウ素ろ材シリーズ殺菌筒もしくは殺菌灯を取り付けるのがおすすめです。詳細については、それぞれ以下のページでまとめています。

マリンアクアリウム飼育方法

海水魚、珊瑚（ソフトコーラル、ハードコーラル）、イソギンチャク、マリンプランツ（海藻、海草）の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。

マリンアクアリウム飼育機材

海水魚、珊瑚（ソフトコーラル、ハードコーラル）、イソギンチャク、マリンプランツ（海藻、海草）の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。