隔離ケースによる白点病治療方法と手順
私が過去に実施してきた隔離ケースによる白点病治療方法と手順についてのご紹介です。
目次
白点病の原因
白点病は、海で発生する事は無く、水槽という閉鎖的な環境で飼育することによって発生する病気です。白点病が発生するもっとも多い原因は、通販などで購入した海水魚を水槽に入れたタイミングです。白点病については、以下のページでご紹介しています。
治療手順
冬場の時期など、白点病治療を行う海水の温度あわせが大変なので、メイン水槽に取り付けられる小型のプラスチック容器(トリートメントタンク)を2つ用意し、両方に新しい海水を入れて、片方のトリートメントタンクには、ニチドウグリーンFゴールドを入れながら治療を行いつつ、もう片方のトリートメントタンクは温度あわせを行いながら、一日おきに交互にトリートメントタンク内にニチドウグリーンFゴールドを入れながら治療を行うと、温度あわせを行う手間が省けるので、仕事をしながらでもシマヤッコの白点病治療を行うことができました。
ここで注意しないといけないのが、以下の2点です。
- トリートメントタンクは、絶対に穴の開いた水槽を選んではいけない。
- 薬が入ったトリートメントタンクを絶対にメイン水槽に落としてはならない。
上記2点を注意しないといけない理由は、薬がメイン水槽側に入ってしまうと、メイン水槽で飼育している珊瑚、イソギンチャクが死んでしまうためです。
絶対に穴なしタイプのトリートメントを選ぶようにします。
おすすめの隔離水槽
隔離ケースは、以下のページからもご覧いただけます。昔は、穴なしタイプの隔離ケースがよく販売されていたのですが、今はなかなか販売されていません。
治療方法
私が、海水魚飼育の愛好家の立場で、過去に試行錯誤してきた白点病治療の方法について、3種類ご紹介いたします。
それぞれの治療方法について、以下のページでご紹介いたします。
比較
白点病治療薬の商品比較表になります。商品名をクリック(タップ)すると、各商品の詳細情報を確認することができます。
※スマートフォンからアクセスの場合は表が横スライドします。
商品名 | メイン水槽利用 | 効果 | 価格 |
---|---|---|---|
白点キラー海水魚専用 | 不可 | 有害菌類除去抑制剤 | 約2,000円~ |
白点キラー珊瑚専用 | 可能 | 有害菌類除去抑制剤 | 約2,300円~ |
ICH(アイシーエイチ) | 可能 | 白点虫駆除剤 | 約2,000円~ |
パラサイトリムーバー | 可能 | 粘膜分泌促進寄生虫除去 | 約3,000円~ |
Seachem シーケム キュプラミン | 不可 | 銅添加寄生虫駆除剤 | 約3,000円~ |
ニチドウグリーンFゴールド | 不可 | 細菌性感染症治療 | 約1,300円~ |
以下のページからも白点病の治療薬の比較表をご確認いただけます。
白点病治療初心者におすすめの治療薬
白点病治療になれていない場合、メイン水槽とは別に、バケツ、隔離ケース、トリートメントタンクなどを準備して白点病治療を行わなくてはなりません。白点病治療に不慣れな場合は、メイン水槽でも利用可能な、以下の商品がおすすめです。
白点病治療経験者におすすめの治療薬
白点病治療に慣れている場合や、バケツ、隔離ケース、トリートメントタンクなどを準備して白点病を時間をかけて完全に完治させたい場合は、以下の商品がおすすめです。
白点病治療は、とても根気がいるのと、海水魚にも負担がかかる治療です。殺菌灯や、アクア工房ヨウ素ろ材シリーズ殺菌筒を利用して、未然に白点病の発生を抑止させるという事が一番楽な方法です。
白点病予防対策
海水魚を白点病にさせないための予防方法についてです。白点病は、発生させる前に事前に予防を行うのが一番大切なことです。大切な海水魚を白点病にさせないためにも、水槽にアクア工房ヨウ素ろ材シリーズ殺菌筒もしくは殺菌灯を取り付けるのがおすすめです。詳細については、それぞれ以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。