海水魚の飼育
実際に飼育したことがある海水魚をメインに、カクレクマノミ、ヤッコ、チョウチョウウオ、ハナダイ、ハナゴイの仲間に関する飼育方法についてまとめています。海水魚を長期飼育する場合に必要となってくる事は、自然界での食性を把握し、その海水魚にあった餌を与える事と、海水魚を飼育する上で必要となってくる環境の整備と、無理な混泳をさせないところにあります。単独飼育では問題が無いのに、複数入れた瞬間に水槽内の縄張り環境が乱され、見た目は可愛らしいのに、突然激しい喧嘩を始める種類も数多くいます。
カクレクマノミの飼育について
アクアリウムで一番人気の魚といえばかわいいカクレクマノミ。カクレクマノミとイソギンチャクの共生にあこがれてマリンアクアリウムを始める方が多いのではないかと思います。私も2000年に海水魚飼育を始めたきっかけは、カクレクマノミでした。現時点でカクレクマノミを10年飼育しています。カクレクマノミともっとも相性がよいハタゴイソギンチャクも年単位で飼育しており、いろいろと問い合わせなどもいただいているので、今まで質問があった内容などもおりまぜながら、まとめてみたいと思います。
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ヤッコの飼育について
ヤッコの魅力といえば、水槽内のレイアウトの隙間をスルスルとかいくぐりながら泳ぐ姿と、体の模様の美しさにあります。特に人気のヤッコは、シマヤッコ、ニシキヤッコ、スミレヤッコです。以前は、なかなか餌付き辛い種類もいましたが、無理な混泳をさせずに、落ち着いた水槽環境を準備してあげれば、昔ほど餌付けが難しいと感じるヤッコが少なくなった気がいたします。よくフレームエンゼル、レモンピールエンゼルなどが飼育がし易い初心者ヤッコとして紹介される事が多いですが、ヤッコの飼育難易度は、よっぽど水深深くから引き上げられ、輸送のストレスを受けている個体でなければ、それほど差は無いと感じます。自然界での食性を把握し、落ち着いた環境で時間をかけて飼育してあげる事が大切だと感じます。
チョウチョウウオの飼育について
群れで泳ぐ姿が可愛らしいチョウチョウウオの仲間。チョウチョウウオの飼育を行う際に、最も気を付けたいのが、食性です。アラビアンバタフライフィッシュがとても綺麗だなっと思い購入してしまうと、なかなか餌付ける事ができず、そこそこ値段が高い海水魚を餌付かせる事ができず死なせてしまう事があります。また、多くの種類がサンゴをとてもよく突っつくので、特にハードコーラルを飼育している水槽だと、サンゴを食べられてしまう事がありますので注意が必要です。
ハナダイ、ハナゴイの飼育について
ハナゴイ、ハナダイの仲間には、丈夫な種類が多く、水槽内で混泳も楽しめ、カラフルな体色からとても人気が高い海水魚です。ハナゴイ、ハナダイの仲間の中には、性格が優しい種類と、性格が強い種類に分けられます。性格が優しい種類と、性格が強い種類を同じ水槽に複数入れてしまうと、性格が強い種類のハナゴイ、ハナダイに、性格が優しい方が圧倒されて弱ってしまう事があります。ハナゴイ、ハナダイを飼育する場合は、性格の強さが同じぐらいの生体を水槽内で混泳させてあげる事が長期飼育のコツだと思います。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。