アクリル、ガラス水槽のメリット、デメリット
水槽は、大きく分けてアクリル水槽とガラス水槽に分かれるのと、サイズの違いがあります。水槽を選定する際に、「どっちがよいんだろう?」と悩む人がいると思うので、それぞれ、メリット、デメリット、特徴についてまとめてみたいと思います。
目次
アクリル?それともガラス?
アクリル水槽とガラス水槽の違いについてまとめてみます。
アクリル水槽について
アクリル水槽は、ガラス水槽と比較して以下のメリット、デメリットがあります。
メリット
- ガラス水槽と比較して重量が軽いので運ぶのが楽。
- ガラス水槽のように割れる心配が無い。
- スプラッシュさんのオーバーフロー水槽のように重合接合を行えば水漏れの心配が無い。
デメリット
- ガラス水槽と比較して傷がつきやすい。
- ガラス水槽と比較すると透明度がやや低い。ただし水を張ってしまえばアクリルとさほど変わりは無い。
ガラス水槽について
ガラス水槽は、アクリル水槽と比較して以下のメリット、デメリットがあります。
メリット
- アクリル水槽と比較すると傷が付きにくい。
- 透明度が高いため見た目が綺麗。ただし水を張ってしまえばアクリルとさほど変わりは無い。
デメリット
- アクリル水槽と比較して重量が重いので、大型になればなるほど一人で運ぶのが困難。
- 衝撃に弱いので割れる心配がある。
- 水槽の角、ガラスとガラスを結合するシリコンの強度が弱いと水漏れの危険性がある。
アクリル水槽、ガラス水槽どちらを選定した方がよいのか?
45センチサイズ以下の小型水槽だと、ほとんどアクリル水槽は無く、ガラス水槽がメインとなってきますので必然と選択肢はガラス水槽になってきます。60センチ以上の水槽の場合は、マンションなどで水漏れが心配な時は、アクリル水槽を選定しておいた方が安心です。ガラス水槽の場合、長年利用していると、必ず劣化による水槽の崩壊時期がやってきますので、定期的に面倒を見てくれる信頼がおけるショップさんから購入するのが安心です。
海水魚、珊瑚、イソギンチャクの飼育を行うアクアリウムファンの人たちは、120センチぐらいまではガラス水槽を選定し、それ以上のサイズとなってくる場合はアクリル水槽を選定する人が多いです。最後は自分の好みになってくるかと思います。
水槽のサイズ
水槽には小型のものから大型のものまで複数種類がありますが大体以下のサイズに区分されてきます。飼育する生体の数や大きさなどで、水槽のサイズを決定します。
- 幅(~29cm)
- 幅(30cm~44cm)
- 幅(45cm~59cm)
- 幅(60cm~89cm)
- 幅(90cm~119cm)
- 幅(120cm~)
オーバーフロー水槽では無い場合は、水槽とあわせて水槽を設置するキャビネットの選定も必要になってきます。
以下のページより、水槽のサイズ別にオーバーフロー水槽の比較を行うことができます。
濾過装置の選定
水槽のサイズによって、利用できる濾過装置と利用できない濾過装置が分かれてきます。以下は海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育において利用できる濾過装置のおおよその目安となります。
- 30センチの小型水槽:外掛濾過
- 45センチの水槽:外部濾過、上部濾過、外部濾過、オーバーフロー
- 60センチの水槽:外部濾過、上部濾過、外部濾過、オーバーフロー
- 90センチの水槽:上部濾過、外部濾過、オーバーフロー
- 120センチ以上の水槽:オーバーフロー
水槽のサイズが大型になればなるほど、飼育する生体の数が多くなる事が多いため、濾過能力がより優れたシステムが必要となってきます。
もっとも濾過能力に優れた濾過システムは、オーバーフロー水槽になります。
「アクリル、ガラス水槽のメリット、デメリット」についてのご紹介は、以上となります。次に「初心者向けオーバーフロー水槽、外部濾過水槽」についてご紹介いたします。
オーバーフロー水槽比較
海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育を行う上でおすすめなオーバーフロー水槽を一覧で、比較しやすいように以下のページでまとめています。
マリンアクアリウムの飼育機材、用品
海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)を飼育するにあたり、飼育する生体の種類によって、必要となる環境が異なってきます。特に初心者の方は、「どんな機材を揃えばよいのかわからない。」と思う方が多いかと思います。海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育を行う場合で必要となってくる飼育機材や用品、リフジウム水槽などについて飼育する生体のジャンル別に、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。