珊瑚、イソギンチャク用照明の特徴、選定について

コーラルラボに展示されているプラズマライト

コーラルラボに展示されているプラズマライト

アクアリウムで特に珊瑚、イソギンチャクの飼育において、照明の選定はとても重要になってきます。蛍光灯がよいのか?LEDがよいのか?メタハラがよいのか?とよく言われますが、もっとも生体飼育に適した照明は何か?について解説していきたいと思います。

生体飼育において照明に求められる条件について

海水魚、珊瑚、イソギンチャクを飼育する上で、照明に求められる条件は、自然界の太陽光の波長を再現できるか?という点です。

ただし、自然界の太陽光の波長を再現できるだけではダメです。飼育する生体が生息している海域での太陽光の波長が再現できるか?が最も大きなポイントとなってきます。

特に珊瑚の中でもハードコーラルについては、世の中に誕生し、一度生息する場所に定着すると、ほとんどその場所を移動することがありません。

同じミドリイシの仲間でも、水深5メートルに生息する種類もいれば、水深10メートルに生息する種類もいます。つまり、同じ種類のミドリイシであったとしても、飼育する上で太陽から受けている波長が異なることになります。

人は飼育環境下において、「色が綺麗に見えるか?」という点に主軸を置きがちです。生体を状態よく維持するにあたり、「色が綺麗に見えるか?」という点に主軸を置くべきではなく、「生体が状態よく維持できるか?成長してくれるか?長期飼育できるか?」という点に主軸を置くべきです。

特にミドリイシの飼育において、飼育しているうちに色がどんどん変色してしまった。という事を聞きますが、色が変色するのはどんな飼育下においても当然の事です。

なぜならば、自然界で生息していた環境と、水槽の中での飼育環境下においては、大きく環境が異なるからです。

水深10メートルの海域で綺麗に色上がっていたミドリイシが、自然界から採取され、愛好家たちの手に渡った後は、水深1メートルにも満たない環境で、長い時間飼育されることになります。

自然界とは、大きな環境の違いです。色が変色したとしても当然です。



海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツ飼育に適した照明について

海水魚飼育に適した照明について

海水魚の飼育においては、蛍光灯、LED、メタハラであっても飼育は可能です。ただし、昼と夜の差は飼育環境下において、明確にしてあげる必要があるので、照明にタイマーが付いていないようであれば、照明用タイマーを付けて、昼間は点灯し、夜は消灯させてあげる必要があります。

マリンプランツ飼育に適した照明について

マリンプランツも、海水魚と同様に、蛍光灯、LED、メタハラどの照明であっても飼育する事は可能です。ただし、今までの飼育経験上、青い光の照明では育ちが悪く、マリンプランツの中でも、アマモについては、青い照明では維持ができませんでした。

マリンプランツを飼育する際には、青い照明では無く、白い照明を選定する必要があります。

イソギンチャク飼育に適した照明について

イソギンチャク飼育においての照明については、生体の種類によって異なってきます。実際の飼育経験をもとに分類を行うと以下のようになります。

サンゴイソギンチャク、タマイタダキイソギンチャクは、蛍光灯、LEDでも飼育することができました。しかし、実際の飼育経験を通じて、どのイソギンチャクも長期飼育できているのは、メタハラのみとなります。

珊瑚飼育に適した照明について

珊瑚には、ソフトコーラル、ハードコーラルがあります。ハードコーラルの中には、SPSとLPSとありますが、珊瑚飼育においては、全ての種類において現時点では、メタハラが一番長期飼育できています。

高額なLED照明を購入したにも関わらず、メタハラに照明を戻していくアクアリウム愛好家の人たちが、私の周りには沢山います。

でも、照明ってホント何がいいんだろう?

そう思った時に、一番参考になるのが、マリンアクアリウムショップです。

当然ショップなので、商品となる珊瑚を死なせてしまったり、変色させてしまっては、商品価値が下がってしまいます。

状態がよい珊瑚を販売するコーラルラボさんとスプラッシュさんに足を運び、実際に店内で調べている照明を調査してきました。

コーラルラボで利用している照明について

コーラルラボで利用している照明

コーラルラボで利用している照明


手前の水槽がメタハラの多灯とプラズマライト、LED。奥の水槽がT5蛍光灯メインです。でも一番利用されているのは、メタハラである事が写真からも把握できるかと思います。

スプラッシュで利用している照明について

スプラッシュで利用している照明

スプラッシュで利用している照明


こちらはスプラッシュさんの飼育販売水槽です。ご覧の通り、一目瞭然。メタハラしか利用していません。

スプラッシュさんに「LED使わないんですか?」と質問したところ、「珊瑚、イソギンチャクの飼育は、LEDのみでは絶対に長期飼育不可能です。」と言われました。

蛍光灯、LED、メタハラどの照明がよいのか?

海水魚飼育においては、蛍光灯、LED、メタハラどれでも飼育可能です。珊瑚については、珊瑚を状態よくキープするショップさんにうかがっても、現時点においては「メタハラでなくては長期飼育できない。」という回答でした。

  • 海水魚の飼育:蛍光灯、LED、メタハラどれでも可
  • イソギンチャク飼育:メタハラが一番ベスト
  • 珊瑚飼育:メタハラが一番ベスト

海水魚の飼育であれば、照明は蛍光灯、LED、メタハラどれであっても可能です。

珊瑚、イソギンチャクは、状態よく長期飼育を行うのであれば、実際の飼育経験と、ショップさんの環境からして、メタハラが最も優れていると思います。

「水槽用照明の特徴、選定について」についてのご紹介は、以上となります。次は「ライブロックの特徴、選定について」ご紹介いたします。

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