エバンスアンティアスの飼育について

エバンスアンティアスについて

エバンスアンティアスについて

エバンスアンティアスは、水深4~40メートルの岩礁域、珊瑚礁域に生息するハナダイです。雌性先熟雌雄同体で、生まれたときは全て雌ですが、成長すると雄に性転換します。

エバンスアンティアスについて

学名

Pseudanthias evansi

全長(最大)

8cm

生息分布

インド洋、ココスキーリング、クリスマス島、アンダマン海

飼育難易度

パープルクィーンと同様に餌付けが難しいハナダイです。人工餌に餌付いてしまえば問題が無いのですが、入荷時は神経質な面があるため、冷凍コペポーダー等から餌付けを開始し、徐々に人工餌に慣らしていくのがおすすめです。

性格

普通:

混泳

普通:

餌付け

普通:

珊瑚との相性

問題なし:

飼育中のエバンスアンティアス

美しいハナゴイ、エバンスアンティアスの餌付け

以前から飼育してみたいなっと思っていたエバンスアンティアスを一ヵ月以上前に5匹水槽に入れています。エバンスアンティアスって以外と欲しいと思った時にいないことが多いハナゴイのような気がします。性格はおとなしく、水槽に慣れるまではライブロックの陰などに隠れてなかなか水槽の前に出てきてくれません。人工餌にも餌付けにくいので冷凍コペポーダーなどでじょじょに慣らしていく感じです。一ヵ月以上5匹とも生存してくれているので、きっと水槽の環境を変えない限りは長く安定して生存してくれるんじゃないかなっと思っています。エバンスアンティアスは、性格がおとなしい点となんといってもこのパープルのグラデーションに背中から尾鰭に広がるイエローのラインカラーが上品で気に入っています。

飼育環境

水換え頻度

飼育する水槽環境によって、水換えを行う頻度が異なってきます。水換え頻度については、以下のページでまとめています。
水換え頻度について

ライブロック

ライブロックは、水槽内での生物濾過を実現したり、隠れ家としても機能を果たすので、水槽内にあった方がおすすめです。
ライブロックの特徴、選定

ライブサンド

ライブサンドは、水槽内での生物濾過を実現し、生体が水槽内で過ごし易い環境を作り上げることができます。ライブサンドの特徴や、水槽サイズ別に必要となるライブサンドの量について、以下のページでまとめています。
ライブロックの特徴、選定

プロテインスキマーの設置

プロテインスキマーは、ライブロック、ライブサンドで実現する生物濾過とは異なり、水槽内に溜まった目に見えるぐらいの汚れを物理的に除去するといった役割を持つため、設置した方が状態よく飼育することができます。
プロテインスキマーの特徴、選定

殺菌灯の設置

殺菌灯は水槽内の病原菌を紫外線の力で除去できる機材です。白点病を防ぐためにも殺菌灯の設置がおすすめです。殺菌灯の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
殺菌灯の特徴、選定

白点病治療

海水魚の飼育で一番多い病気が、白点病です。万が一、白点病になってしまった場合の治療方法について、以下のページでまとめています。
海水魚の白点病治療

浄水器の設置

より海に近い環境で長期飼育を目指す場合には、水道水の不純物を取り除ける浄水器を設置するのがおすすめです。浄水器の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
浄水器の特徴、選定

オーバーフロー水槽での飼育

水槽の水量が多いほど、急激な水槽内の環境変化から生体をまもり、状態よく飼育することができます。生体の長期飼育を目指すなら、オーバーフロー水槽での飼育がおすすめです。
オーバーフロー水槽の特徴、選定

エバンスアンティアスを飼育する上で必要な飼育環境については、以下のページにまとめています。

エバンスアンティアスの飼育に必要な飼育環境

実際の飼育環境

本ページで記載している記事は、以下の水槽スペックで実際に飼育した経験を元に記載しています。飼育環境を選定する際の参考情報としてください。サンゴ水槽で飼育しているため、メタハラやカルシウムリアクターが設置されています。

  • オーバーフロー水槽90センチオーバーフロー水槽セット
  • 照明メタハラ150W、2000ケルビン
  • プロテインスキマーHS850シリーズ
  • カルシウムリアクター外部式
  • 浄水器クロノスレイン
  • クーラーゼンスイZC-1000アルファ
  • ヒーター海水対応200W
  • ライブロック60センチ水槽分
  • ライブサンドライブサンド18リットル(9リットル×2)
  • 人工海水ヴィーソルト
  • メガバイト
  • エバンスアンティアスにおすすめの人工餌は、メガバイトレッドです。ハナゴイ、ハナダイの仲間は、肉食性で海中に漂う動物プランクトンを主に捕食して生活しています。人工餌としては、メガバイトレッドがもっともおすすめです。

    メガバイトレッド

    メガバイトレッドS

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    メガバイトレッドM

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    メガバイトレッドL

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    メガバイト、ハナダイ、ハナゴイの餌付け方法、海水魚におすすめの餌については、それぞれ以下のページでまとめています。

    価格相場

    約3,000円
    価格相場はあくまで目安です。生体の入荷状況や販売店舗などによって異なります。詳しくは以下の通販サイトより、最新の価格をご確認ください。



    通販

    通販サイトで購入ができる価格が安いエバンスアンティアスを以下のページからご確認いただけます。該当の商品が存在しない場合は、商品が何も表示されない場合や、他の商品が表示される場合があります。

    エバンスアンティアスに関する飼育方法のご紹介は以上となります。次にオオテンハナゴイの飼育方法をご紹介いたします。 関連記事:オオテンハナゴイの飼育について

    人気のショップ


    種類別ハナゴイ、ハナダイの飼育

    ハナゴイ、ハナダイの仲間には、丈夫な種類が多く、水槽内で混泳も楽しめ、カラフルな体色からとても人気が高い海水魚です。ハナゴイ、ハナダイの仲間の中には、性格が優しい種類と、性格が強い種類に分けられます。性格が優しい種類と、性格が強い種類を同じ水槽に複数入れてしまうと、性格が強い種類のハナゴイ、ハナダイに、性格が優しい方が圧倒されて弱ってしまう事があります。ハナゴイ、ハナダイを飼育する場合は、性格の強さが同じぐらいの生体を水槽内で混泳させてあげる事が長期飼育のコツだと思います。

    関連記事:ハナゴイ、ハナダイの飼育について(19種類掲載中)

    海水魚の飼育

    特に人気が高い海水魚の飼育方法をご紹介しています。海水魚飼育を始められる方は、まずはカクレクマノミイソギンチャクの共生から入り、マリンアクアリウムにハマると、ヤッコ飼育へと流れていく方が多くいます。チョウチョウウオは人工餌に餌付き辛い種類が多く、初心者の方にはおすすめしません。ハナゴイ、ハナダイの仲間は、性格がおとなしく、群れで水槽内を泳ぐのと、丈夫な種類が多いのと、珊瑚との相性も良く色合いも綺麗なことから、初心者の方にもおすすめの海水魚になります。海水魚の種類別飼育方法については、以下のページでご紹介しています。

    関連記事:海水魚の飼育について

    海水魚の餌

    マリンアクアリウムを行う上で、生体別に適したおすすめな餌の区分について整理していきたいと思います。なお以下の整理内容は、私自身の過去のマリンアクアリウム経験をもとにまとめているため、他の方がまとめたらまた別の視点になるかもしれません。海水魚の餌選定において、一番重要となってくるのは、自然界において生体が何を捕食していて、雑食性なのか?草食性なのか?ポリプ食?プランクトン食?なのかをシッカリと理解することです。自然界における生体の捕食性を理解した上で、餌を選定していきたいと思います。また、厳密には乾燥餌、冷凍餌については、加工のタイミングで人の手が入っているので、広域では人工餌に分類されると思うのですが、分かりやすい分類という観点で、それぞれ分けて整理していきたいと思います。海水魚の餌については、以下のページでご紹介しています。

    関連記事:海水魚におすすめな餌と餌付け方法

    海水魚の白点病

    海水魚の白点病治療は、オキシドール、ニチドウグリーンFゴールド、淡水浴、水換え、放置、自然治癒など様々試みている人がいますが、過去に私自身が行ってきた治療方法を交えながら、白点病の原因と対策についてご紹介いたします。写真は、我が家の水槽で、白点病になってしまったゴールデンバタフライの写真です。チョウチョウウオの飼育は、特に白点病になりやすいので、注意が必要です。写真のゴールデンバタフライの体表に白い点々が付いているのが分かるかと思います。白点病とは、魚を飼育する人であれば、誰でも経験する魚の病気です。初心者の方であっても、ベテランの方であっても、海水魚を販売するショップでさえも白点病に悩まされています。過去行ってきた白点病の治療方法について以下のページでご紹介いたします。

    関連記事:海水魚の白点病について

    海水魚の飼育機材、用品

    海水魚飼育に必要な機材と用品についてまとめています。海水魚を状態よく長期飼育したい場合は、オーバーフロー水槽浄水器クーラープロテインスキマーライブロックライブサンドヒーター水中ポンプ塩分濃度計バケツウールマット人工海水などが必要となってきます。また、より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。海水魚を飼育する上で必要な飼育機材や用品については、以下のページでご紹介いたします。

    関連記事:海水魚飼育に必要な機材と用品

    海水魚飼育におすすめのオーバーフロー水槽

    海水魚飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚珊瑚イソギンチャクマリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。

    関連記事:どれがおすすめ?オーバーフロー水槽比較

    マリンアクアリウム飼育方法

    海水魚珊瑚ソフトコーラルハードコーラル)、イソギンチャクマリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。

    イソギンチャク

    イソギンチャクの飼育

    イソギンチャクの飼育

    マリンプランツ(海藻、海草)

    マリンプランツの飼育

    マリンプランツの飼育

    マリンアクアリウム飼育機材

    海水魚珊瑚ソフトコーラルハードコーラル)、イソギンチャクマリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。