初心者向け、海水魚飼育における水槽の立ち上げ手順

初心者向けの海水魚水槽の立ち上げ手順になります。いきなり初心者の方で、珊瑚やイソギンチャクを飼育される方はあまりいないのではないかと思いますが、基本的な立ち上げ手順は、海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育において、以下の手順となってきます。まずは生体を入れる前に、水槽を立ち上げ、生体が飼育し易い環境を整えてから、2週間後に生体を追加していきます。水槽や生体を購入すると、今すぐ飼育を始めたいと、気持ちが焦ってしまう方が多いかと思いますが、まずは時間をかけて、生体が問題無く飼育できる環境を整えてあげることが先決です。水槽の立ち上げ手順について、以下に説明していきます。

水槽立ち上げの際

工程1:設置器具の準備

新品の商品でも汚れが付着している可能性があるので、設置する水槽やフィルターを水で洗います。

工程2:水槽の設置

水槽の設置場所を決めて、水槽を設置します。

工程3:底床の準備

ライブサンド(バクテリアが付いた砂)では無い底床を利用する場合は水で洗います。本来であればRO水や飼育水で洗うのが理想ですが、初心者の方はRO水や飼育水の準備が出来ないと思うので水道水で洗います。付属セットの底床に少し以下のようなバクテリアが付着したサンゴ砂を混ぜてあげると、カクレクマノミに適した水槽を立ち上げやすくなります。

関連記事:水槽用ライブサンド、サンゴ砂の特徴、選定について

工程4:人工海水の準備

本来人工海水を作る際にはRO水が理想ですが、初心者の方はRO水の準備ができないと思いますので、水道水を利用して人工海水を作ります。水を張ったバケツに人工海水の素を流し込み、付属の比重計を用いて、比重が1.023の値になるように人工海水を作ります。比重が1.023を下回る場合は、人工海水の素を足し、1.023を上回るようであれば、水を足しながら海水を作ります。比重計の取扱いは、人工海水を溶かしたバケツの中に入れるだけで比重を図れるので簡単です。

関連記事:人工海水と天然海水の特徴、選定について

工程5:作った海水を水槽へ投入

人工海水が出来あがったら、底床が舞い上がらない様に水槽内へ海水を注いでいきます。この際、底床が舞い上がらないようにゆっくりと水槽内へと海水を入れていきます。この際、後からライブロック(バクテリアが付着した岩)を投入するため、水槽満杯まで海水を注がず7、8分目程度におさえておきます。

工程6:ヒーター、クーラーを水槽に設置

冬場はヒーター、夏場はクーラーを水槽に設置し、電源を入れて水温が25度となるように調整します。この際、ヒーターはとても暑くなりますので、手で触れたり、電源が入っている状態で水槽の外に出さない様にします。直接手で触れると火傷をしたり、電源が入ったまま水槽外へ放置しておくと火事になってしまいますので注意してください。

工程7:フィルター(濾過装置)を水槽に設置

フィルター(濾過装置)を水槽へ設置します。この時点ではまだ電源は入れません。

工程8:ライブロックを水槽内へ投入

水槽内の海水が25度になったら、ライブロック(バクテリアが付着した岩)を水槽内へ投入します。この時点で水槽内の海水がいっぱいになるように(水面ギリギリでは無く、水面から数センチ空ができるように少し余裕を持って)海水を注ぎます。ライブロックが付属していない水槽セットの場合は、別途ライブロックを購入する必要があります。

関連記事:ライブロックの特徴、選定について

工程9:調整剤(バクテリア)を投入

海水魚は水道水で作ったばかりの海水では生きていくことができません。より海水魚が飼育しやすい環境を作り出すため、調整剤(バクテリア)を水槽内に適正量投入します。

工程10:バックスクリーンの設置

バックスクリーンを利用する場合は、水槽サイズにあわせてカットし、水槽背面の外からテープなどでバックスクリーンを貼り付けます。バックスクリーンは水槽を綺麗に見せるためだけのものとなるので、バックスクリーンが無くてもクマノミの飼育には問題ありません。

工程11:照明の設置

水槽上部に蓋を取り付け、照明を設置します。このタイミングでは、まだ海水魚が水槽内に入っていないので、電気を付ける必要はありません。

関連記事:水槽用照明の特徴、選定について

工程12:フィルター(濾過装置)を稼働させる

フィルター(濾過装置)の電源を入れて稼働させます。この際、フィルター(濾過装置)の中に海水が取り込まれるので、その分、水槽内の水位が下がる可能性があります。水位が下がった場合には、海水を水槽内に足します。

海水魚が水槽へ投入できるようになるには2週間かかります。工程12まで完了したら、フィルター(濾過装置)クーラーもしくはヒーターも2週間動かしたままの状態にしておきます。照明は切ったままで大丈夫です。

水槽立上から2週間後に生体を追加

水槽設置から2週間経過したら、生体を追加します。海水魚がいきなり飼育できるか不安な方は、デバスズメなど価格が安い生体をまずは水槽内に投入して、生体が飼育できる事を確認できたら、海水魚を投入する方もいます。

工程1:温度あわせ

注文した海水魚が届き、いきなり水槽に入れると温度や水質の違いからショックで瞬く間に死んでしまいます。まずは、袋に入った海水魚を袋のまま水槽に30分浮かべて、袋の中の海水の温度が水槽内の温度と同じになるように温度あわせを行います。

工程2:水あわせ

温度あわせが完了したら、水合わせを行います。温度あわせが終わった袋に入った海水魚をバケツなどの容器に移して、水槽内の海水を少しずつ海水魚が入った容器(バケツなど)に添加するように注いでいきます。水あわせに便利なバケツについては、以下のページでまとめています。

関連記事:水替え用バケツやタライの特徴、選定について

以下の水合わせキットを利用すると、生体に優しく、とても楽に水合わせを行うことができます。

生体の水あわせについては、以下のページでもご紹介しています。

関連記事:海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育の水あわせについて

工程3:海水魚を水槽へ投入

温度あわせ、水あわせが完了したら、いよいよ海水魚を水槽内へ投入します。この際、水あわせを行った容器(バケツなど)の海水が、メイン水槽に入らない様に、容器(バケツなど)に入った海水魚を網などですくい、メイン水槽へと投入します。

水の作り方

海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育は、海の生き物たちなので、海水での飼育を行なったり、水温を25度に保たなくてはならないなど、淡水の熱帯魚飼育と異なりとてもデリケートです。海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育を行なう上での水作りと水合わせ、温度合わせ手順について、以下のページでご紹介いたします。

関連記事:海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育の水作りと水合わせ、温度合わせ手順



海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育に関する基礎知識について

海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育の基礎知識では、これから海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育に取り組む初心者の方に向けての情報や、アクアリウムとは?などといったマリンアクアリウムを楽しむ上での基本となる情報についてまとめています。

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飼育方法

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