海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育で一番優れた水槽の濾過システムとは?
海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育を行なう上で、代表的な濾過システムは、上部濾ろ槽水槽、外掛式ろ過水槽、外部濾ろ槽水槽、オーバーフロー水槽の4種類です。海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育を行なう際の濾過システムの採用基準として大切なポイントが、濾過槽の大きさです。熱帯魚と異なり、海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育は水槽が汚れやすいことから、より大きな濾過システムを採用することで、安定した環境で生体を飼育することができます。
それぞれのろ過水槽について、以下のページでまとめています。
目次
濾過槽の種類について
上部濾過水槽について
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それぞれの濾過装置の優れた点と、劣っている点を比較すると以下のようになります。
価格 | 濾過能力 | 水量 | 拡張性 | 重量 | |
---|---|---|---|---|---|
上部濾過水槽 | 低 | 低 | 少 | 低 | 軽 |
外掛け濾過水槽 | 低 | 低 | 少 | 低 | 軽 |
外部濾過水槽 | 中 | 中 | 中 | 中 | 軽 |
オーバーフロー水槽 | 高 | 高 | 多 | 高 | 重 |
おすすめの濾過装置とは?
価格、濾過能力、水量、拡張性、重量という点に着目し、おすすめの濾過水槽を整理すると、以下のような内容となります。
- 少しでも価格を抑えたい場合は、上部濾過水槽もしくは、外掛け濾過水槽がおすすめ。
- 少しでも水質変化等を減らし安定した水質環境を保ちながら、更に価格も抑えたい場合は、外部濾過水槽がおすすめ。
- 水質の安定化を図り、生体の長期飼育に挑みたい場合はオーバーフロー水槽がおすすめです。
物理濾過は、上記でご紹介した水槽の濾過システムと、プロテインスキマーを組み合わせることによって、更に水槽内の汚れを綺麗に除去することができます。プロテインスキマーについては、以下のページでご紹介しています。
海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育の濾過について
海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育で必要不可欠な仕組みが濾過です。濾過には大きく分けて物理濾過と生物濾過の2種類があります。オーバーフロー水槽、外部濾過水槽、外掛け式濾過水槽、上部濾過水槽の各濾過槽は、物理濾過と生物濾過の役割を果たしています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。