ウミアザミの長期飼育について
ウミアザミも飼育が難しいとよくいわれるソフトコーラルですが、安定した飼育環境があれば年単位の飼育が可能です。水槽内でもとても増殖するのと、水槽内でとても増殖します。また、ウミアザミが状態よく飼育できている水槽では、ウミアザミはとてもよく移動します。移動するといっても目に見える速度で移動するわけでなく、気が付くともともと配置していた位置とは違う場所に移動することがあります。
目次
飼育方法
ウミアザミは、汚れていない綺麗な水質がとても大切です。飼育を行う際には、浄水器で綺麗な水を作ってあげる方が長期飼育できます。
照明
強い光の方が状態よく維持できます。
水流
特に強すぎる必要はありません。水槽内をゆったりと流れる水流を作ってあげれば、問題無く飼育できます。
餌
特に餌を与える必要はありません。餌を与えなくても年単位での飼育を行っていました。
食害
ウミアザミの中に、沖縄便でよく入荷するブルームウミアザミとよばれる種類があるのですが、ブルームウミアザミによく似た擬態をしたウミウシがいます。このウミウシが水槽内に入り込むと、あっという間にウミアザミを食べられてしまうので注意が必要です。特に環境の変化が発生していない水槽で、「ウミアザミの数が減ったぞ?」っと思う時には、水槽内にウミアザミを食べるウミウシがいる可能性があります。
増殖
調子よく飼育できているウミアザミは、水槽内でもとても増殖します。
移動
調子がよいウミアザミは、水槽内をとてもよく移動します。目に見える速度ではありませんが、足のようなものを伸ばしながら、様々な場所へと移動していきます。水槽内で長期飼育している人しかウミアザミの移動を見ることはできません。水槽内を移動するウミアザミとシマヤッコを撮影してみました。シマヤッコのような小型ヤッコであれば、ウミアザミとの相性は悪くありません。シマヤッコが泳ぐ水槽で、年単位でウミアザミを飼育しています。
種類
ウミアザミには、主に以下のような種類がいます。
パクパク
なかでも、シロスジウミアザミは水槽内でパクパクとポリプが動く、人気のウミアザミとなります。
以下の映像は、実際に家の水槽内で撮影したパクパク動いているウミアザミになります。飼育一年を経過してもパクパク動いています。
飼育環境
水換え頻度
飼育する水槽環境によって、水換えを行う頻度が異なってきます。水換え頻度については、以下のページでまとめています。
水換え頻度について
ライブロック
ライブロックは、水槽内での生物濾過を実現したり、珊瑚のレイアウトとして便利なため、水槽内にあった方がおすすめです。
ライブロックの特徴、選定
ライブサンド
ライブサンドは、水槽内での生物濾過を実現し、生体が水槽内で過ごし易い環境を作り上げることができます。ライブサンドの特徴や、水槽サイズ別に必要となるライブサンドの量について、以下のページでまとめています。
ライブロックの特徴、選定
プロテインスキマーの設置
プロテインスキマーは、ライブロック、ライブサンドで実現する生物濾過とは異なり、水槽内に溜まった目に見えるぐらいの汚れを物理的に除去するといった役割を持つため、設置した方が状態よく飼育することができます。
プロテインスキマーの特徴、選定
浄水器の設置
より海に近い環境で長期飼育を目指す場合には、水道水の不純物を取り除ける浄水器を設置するのがおすすめです。浄水器の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
浄水器の特徴、選定
オーバーフロー水槽での飼育
水槽の水量が多いほど、急激な水槽内の環境変化から生体をまもり、状態よく飼育することができます。生体の長期飼育を目指すなら、オーバーフロー水槽での飼育がおすすめです。
オーバーフロー水槽の特徴、選定
実際の飼育環境
本ページで記載している記事は、以下の水槽スペックで実際に飼育した経験を元に記載しています。飼育環境を選定する際の参考情報としてください。
飼育難易度
ウミアザミは、ソフトコーラルの中では、毒性が弱いのが特徴の珊瑚です。飼育が難しいとよく言われますが、私が飼育してきた限りでは難しいと感じませんでした。
難易度
普通:
光量
やや強め:
毒性
弱い:
価格
大きさにもよりますが、ウミアザミは、2,000円前後から5,000円ぐらいが相場です。詳しくは以下の通販サイトより、最新の価格をご確認ください。
通販
ウミアザミに関する飼育方法のご紹介は以上となります。次にクダサンゴの飼育方法をご紹介いたします。 関連記事:クダサンゴの飼育について
人気のショップ
ソフトコーラルの飼育
ソフトコーラルは、ハードコーラルと比較すると、初心者でも飼育しやすい種類が多い珊瑚の仲間です。毒性が弱い珊瑚が多いので、水槽内での珊瑚のレイアウトも容易にできます。ただし、逆に毒性が弱い分、毒性が強いハードコーラルの仲間やイソギンチャクの仲間がソフトコーラルに接触すると、ソフトコーラルがダメージを受けて溶けて消滅してしまうということがあります。水質が落ち着いた水槽を用意し、レイアウトを頻繁に変えるようなことがなければ、年単位での飼育にも望める種類も多いです。以下のページでは、ソフトコーラルの種類別に飼育方法についてご紹介していきます。
珊瑚の飼育機材、用品
珊瑚は、ソフトコーラルとハードコーラルの2種類に大きく分かれます。更にハードコーラルは、ポリプが短いSPS(Small Polyp Stony)とポリプが長いLPS(Large Polyp Stony)に分類されます。SPSの代表的な珊瑚がミドリイシとなります。珊瑚は、海水魚よりもデリケートな固体が多いので、急激な環境変化にストレスを受けて死んでしまうケースが多くあります。珊瑚を飼育する場合には、生体が落ち着ける環境を作り、一旦レイアウトを行ったら、いじらないことがとても大切だったりもします。
珊瑚飼育におすすめのオーバーフロー水槽
珊瑚飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。