ハタタテダイの飼育について
チョウチョウウオの仲間の中ではコンスタントに入荷が確認できる種類です。ソシエテ諸島、東アフリカ、ペルシャ湾、ロードハウ等、日本南北部、ミクロネシア全域と太平洋全般の水深2メートルから75メートルで観測ができる海水魚です。別名ツノダシとも呼ばれます。チョウチョウウオの仲間は、珊瑚のポリプをよく突っついて食べてしまう個体が多いため、珊瑚水槽での飼育は避けた方が無難です。ヤッコと比較すると、混泳させやすい種類が多いです。大型のオーバーフロー水槽でライブロックのみを入れて、ベアタンクとしてチョウチョウウオのみを飼育するという手段もあります。ベアタンクにする理由は、チョウチョウウオにアサリの剥き身を与えていると、水質が悪化し易いため、水交換を行い易くするためとなります。また、リフジウム水槽で水槽内にプランクトンを発生させ、その中でチョウチョウウオを飼育するという方法もあります。チョウチョウウオの飼育におすすめなオーバーフロー水槽、ライブロック、リフジウム水槽については、以下のページでまとめています。
目次
ハタタテダイについて
学名
Heniochus acuminatus
全長(最大)
25cm
生息分布
インド洋~太平洋
飼育難易度
丈夫で餌も何でも食べ飼育しやすいチョウチョウウオです。ただし白点病になりやすいため、水質が安定した水槽で状態よく飼育を行いたいチョウチョウウオの仲間です。雑食性のチョウチョウウオについては、チョウチョウウオの中では人工餌の餌付けがし易く、比較的飼育し易いのが特徴ですが、個体差によっては、人工餌への餌付けが難しい場合もあります。
性格
普通:
混泳
普通:
餌付け
やや難しい:
珊瑚との相性
危険:
飼育環境
水換え頻度
飼育する水槽環境によって、水換えを行う頻度が異なってきます。水換え頻度については、以下のページでまとめています。
水換え頻度について
ライブロック
ライブロックは、水槽内での生物濾過を実現したり、隠れ家としても機能を果たすので、水槽内にあった方がおすすめです。
ライブロックの特徴、選定
ライブサンド
ライブサンドは、水槽内での生物濾過を実現し、生体が水槽内で過ごし易い環境を作り上げることができます。ライブサンドの特徴や、水槽サイズ別に必要となるライブサンドの量について、以下のページでまとめています。
ライブロックの特徴、選定
プロテインスキマーの設置
プロテインスキマーは、ライブロック、ライブサンドで実現する生物濾過とは異なり、水槽内に溜まった目に見えるぐらいの汚れを物理的に除去するといった役割を持つため、設置した方が状態よく飼育することができます。
プロテインスキマーの特徴、選定
殺菌灯の設置
殺菌灯は水槽内の病原菌を紫外線の力で除去できる機材です。白点病を防ぐためにも殺菌灯の設置がおすすめです。殺菌灯の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
殺菌灯の特徴、選定
白点病治療
海水魚の飼育で一番多い病気が、白点病です。万が一、白点病になってしまった場合の治療方法について、以下のページでまとめています。
海水魚の白点病治療
浄水器の設置
より海に近い環境で長期飼育を目指す場合には、水道水の不純物を取り除ける浄水器を設置するのがおすすめです。浄水器の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
浄水器の特徴、選定
オーバーフロー水槽での飼育
水槽の水量が多いほど、急激な水槽内の環境変化から生体をまもり、状態よく飼育することができます。生体の長期飼育を目指すなら、オーバーフロー水槽での飼育がおすすめです。
オーバーフロー水槽の特徴、選定
チョウチョウウオを飼育する上で必要な飼育環境については、以下のページにまとめています。
餌
雑食性のチョウチョウウオにおすすめの人工餌は、メガバイトレッドです。
メガバイトレッド
メガバイト、チョウチョウウオの餌付け方法、海水魚におすすめの餌については、それぞれ以下のページでまとめています。
通販
通販サイトで購入ができる価格が安いハタタテダイを以下のページからご確認いただけます。該当の商品が存在しない場合は、商品が何も表示されない場合や、他の商品が表示される場合があります。
ハタタテダイに関する飼育方法のご紹介は以上となります。次にバンクバタフライフィッシュの飼育方法をご紹介いたします。 関連記事:バンクバタフライフィッシュの飼育について
人気のショップ
種類別チョウチョウウオの飼育
群れで泳ぐ姿が可愛らしいチョウチョウウオの仲間。チョウチョウウオの飼育を行う際に、最も気を付けたいのが、食性です。アラビアンバタフライフィッシュがとても綺麗だなっと思い購入してしまったりすると、なかなか餌付ける事ができず、そこそこ値段が高い海水魚を餌付かせる事ができず死なせてしまう事があります。また、多くの種類がサンゴをとてもよく突っつくので、特に珊瑚を飼育している水槽だと、珊瑚を食べられてしまう事がありますので注意が必要です。
海水魚の飼育
特に人気が高い海水魚の飼育方法をご紹介しています。海水魚飼育を始められる方は、まずはカクレクマノミとイソギンチャクの共生から入り、マリンアクアリウムにハマると、ヤッコ飼育へと流れていく方が多くいます。チョウチョウウオは人工餌に餌付き辛い種類が多く、初心者の方にはおすすめしません。ハナゴイ、ハナダイの仲間は、性格がおとなしく、群れで水槽内を泳ぐのと、丈夫な種類が多いのと、珊瑚との相性も良く色合いも綺麗なことから、初心者の方にもおすすめの海水魚になります。海水魚の種類別飼育方法については、以下のページでご紹介しています。
海水魚の餌
マリンアクアリウムを行う上で、生体別に適したおすすめな餌の区分について整理していきたいと思います。なお以下の整理内容は、私自身の過去のマリンアクアリウム経験をもとにまとめているため、他の方がまとめたらまた別の視点になるかもしれません。海水魚の餌選定において、一番重要となってくるのは、自然界において生体が何を捕食していて、雑食性なのか?草食性なのか?ポリプ食?プランクトン食?なのかをシッカリと理解することです。自然界における生体の捕食性を理解した上で、餌を選定していきたいと思います。また、厳密には乾燥餌、冷凍餌については、加工のタイミングで人の手が入っているので、広域では人工餌に分類されると思うのですが、分かりやすい分類という観点で、それぞれ分けて整理していきたいと思います。海水魚の餌については、以下のページでご紹介しています。
海水魚の白点病
海水魚の白点病治療は、オキシドール、ニチドウグリーンFゴールド、淡水浴、水換え、放置、自然治癒など様々試みている人がいますが、過去に私自身が行ってきた治療方法を交えながら、白点病の原因と対策についてご紹介いたします。写真は、我が家の水槽で、白点病になってしまったゴールデンバタフライの写真です。チョウチョウウオの飼育は、特に白点病になりやすいので、注意が必要です。写真のゴールデンバタフライの体表に白い点々が付いているのが分かるかと思います。白点病とは、魚を飼育する人であれば、誰でも経験する魚の病気です。初心者の方であっても、ベテランの方であっても、海水魚を販売するショップでさえも白点病に悩まされています。過去行ってきた白点病の治療方法について以下のページでご紹介いたします。
海水魚の飼育機材、用品
海水魚飼育に必要な機材と用品についてまとめています。海水魚を状態よく長期飼育したい場合は、オーバーフロー水槽、浄水器、クーラー、プロテインスキマー、ライブロック、ライブサンド、ヒーター、水中ポンプ、塩分濃度計、バケツ、ウールマット、人工海水などが必要となってきます。また、より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器、電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。海水魚を飼育する上で必要な飼育機材や用品については、以下のページでご紹介いたします。
海水魚飼育におすすめのオーバーフロー水槽
海水魚飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。