アクアリウムとは?

アクアリウムとは

目次

アクアリウムとは

アクアリウムとは、海水魚、珊瑚、イソギンチャク、らんちゅう、金魚、熱帯魚、水草など水生に生息する生物を家庭や水族館などで飼育する環境設備や、その飼育するスタイルそのものの名称です。アクアリウム好きな愛好家の事を国内では、アクアリストと呼んでいます。日本に留まることなく、世界中にアクアリウム愛好家が存在します。



アクアリウムの魅力

癒し効果

水の音には癒し効果があると言われています。映像や音楽でも、水の癒し効果としてヒーリングという言葉がよく使われています。川のせせらぎをイメージしたり、砂浜に打ち寄せる波の音を頭の中でイメージするだけでも安らぎを得ることができます。

「なぜ水の音には癒し効果があるのか?」その理由は定かではありませんが、生命の種の根源は海です。無意識のうちに人間は、母なる海や水の音に安らぎを求め、水の音を耳に入れた瞬間、その効果が癒しというカタチで現れているのかもしれません。

水の癒し効果に加えて、魚の可愛らしいつぶらな瞳、水流に揺られる美しい水草、思わず見とれてしまう珊瑚の綺麗な姿など、生体たちの癒し効果もプラスされ、アクアリウムの癒し効果は絶大です。

アクアリウムの口コミ

アクアリウムを魅力に感じるポイントは人それぞれだと思います。私が今までアクアリウム好きな人たちと触れ合ってきて、みなさんから聞いたアクアリウムの魅力は以下のような点がありました。

  • 本能のままにアクアリウムがとにかく大好き。
  • とにかく癒される。魚たちのつぶらな瞳はみていて飽きない。
  • 水の入った水槽が神秘的で、部屋のインテリアにもなる。
  • 小さい頃お祭りのでやった金魚すくいの思い出がきっかけ。日本の風情を感じる。
  • ダイビングがきっかけで、海の生き物を自宅でも飼育したくなった。
  • 釣りがきっかけで、釣ってきた魚を自宅で飼育し始めたら魚の可愛らしさにほれ込んでしまった。
  • 映画ファインティングニモを見たのがきっかけ。カクレクマノミの可愛らしさがたまらなく魅力的。
  • 犬や猫のように匂いがでないのと、マンションでも簡単に飼育できるのは嬉しい。
  • 子供に生き物の命の大切さを自宅にいながら伝えていくことができる。
  • 簡単に繁殖までできるペットでブリーダーとして入り込みやすかった。
  • 江戸時代から続くらんちゅうの日本文化を自ら体感してみたかったから。

上記以外でも、海外の方々とソーシャルネットワーク上で交流している中の意見では、「自然界で絶滅危惧種であった珊瑚を繁殖させたかった。」っという意見もありました。実際に絶滅危惧種の珊瑚を自宅で繁殖されている方も海外にはいらっしゃいます。

アクアリウムの種類

アクアリムは水の中で育てるという点は同じですが、大きく分けて、「淡水生物」と「海水生物に」分かれます。

淡水生物

熱帯魚

  • エンゼルフィッシュ・ディスカス
  • 熱帯魚の中でも愛好家がとても多い種類です。初心者からベテランのマニアの方まで楽しめるユーザー層が厚い熱帯魚です。

  • アロワナ
  • 熱帯魚の王様といえばアロワナ。中国ではアロワナの事を龍魚と呼び、特に赤く輝くレッドドラゴンと呼ばれる種類は高値で取引されています。

  • ベタ・グラミー
  • 改良ベタは目が覚めるほどの鮮やかな色彩をもった種類がいる人気種です。水の中をひらひらと泳ぐ姿に見とれてしまいます。

  • グッピープラティ(卵胎生メダカ)、ランプアイ(卵生メダカ)
  • 海水魚と違って熱帯魚の魅力は小さな水槽内でも繁殖が楽しめるところ。つぶらな瞳が可愛いメダカの仲間たちです。

  • カラシン(テトラなど)
  • 人気種のカージナルテトラやネオンテトラが属す熱帯魚の分類です。水草水槽で群れをなして泳ぐ姿に癒される人気種です。

  • コイ(ラスボラなど)
  • 性格が温和で混泳させるのに適した種類が多い分類です。小型種から中型種まで楽しむことができます。

  • ローチの仲間
  • 水槽のあちらこちらをパクパクパクとお掃除屋さんとして大活躍してくれる熱帯魚です。

  • シクリッド
  • マニアが沢山いるシクリッド。その魅力はなんといっても宝石のように水槽内でキラキラと輝く姿です。

  • コリドラス
  • 口元にヒゲがチョンチョンチョンと生えた愛嬌たっぷりの人気種です。種類が豊富でコレクション性があります。

  • オトシン・ロリカリア
  • コケ掃除にも大活躍してくれる熱帯魚です。ガラス面をモフモフモフとコケ掃除してくれる姿に見とれてしまいます。

  • プレコ
  • 身体の幾何学模様が可愛らしい熱帯魚。コケ掃除はもちろんのこと、コレクション性も高い熱帯魚です。

熱帯魚の仲間には、上記以外でも古代魚の仲間、ナマズの仲間、ハゼの仲間、フグの仲間などなど種類が豊富です。海水魚と比較して性格が温和で、複数で飼育しやすく、コレクション性が高いという点が魅力です。

日本メダカ

メダカといえば、黄色い細長いからだをした小さな魚。という印象を受ける人が多いと思いますが、最近では品種改良された「えっ!?これって本当にメダカ?」というような種類も多く流通しています。見た目の驚きだけでなく、価格も数万円する驚きの種類もいます。

金魚(らんちゅう)

金魚といえば金魚すくいを想像される方が多いと思いますが100種類近くもの種類がいます。中でも熱狂的な愛好家がいるのがらんちゅうです。全国各地で品評会が開催され、毎年11月3日文化の日には全国大会が開催されています。らんちゅうは江戸時代から続く、日本の伝統文化でもあります。

水草

熱帯魚も魅力的ですが、炭水では鮮やかなグリーンに輝く水草もとっても魅力的です。観賞用はもちろんのこと、水槽内に入れれば魚たちの隠れ家としての役目も果たしてくれます。

海水生物

海水生物を飼育するアクアリウムの事を「マリンアクアリウム」と呼びます。熱帯魚の飼育経験がある人がそのまま海水魚を飼育しても上手く飼育できるとは限りません。海水魚・珊瑚が上手く飼育できている人の特徴は、初めからマリンアクアリウムを始めた人が多いです。マリンアクアリウムなので当然海の生き物のため、水は海水です。マリンアクアリウムの経験が無い方は、「海水はどうしているの?」っと思う方が多くいらっしゃいます。

海水は、人工海水(海水の元となる塩)が販売されていて、比重が1.023となるように人工海水の元を水に溶かすことで自宅でも容易に海水を作り出すことができます。

海水魚や珊瑚の姿はとっても鮮やかで魅力的ですが、熱帯魚と比較すると飼育は難しいです。海水魚や珊瑚を上手く飼育できているアクアリストは、国内にはあまり多くはいません。いわゆるマニアと呼ばれる方々です。

更なる飼育環境設備の発展により、誰でも容易にマリンアクアリウムを実現できる時代が目の前までやってきている気がします。

海水魚

海水魚を始める多くの人が「カクレクマノミとイソギンチャクの共生に憧れて」っという人が多くいらっしゃいます。初めはカクレクマノミの飼育から開始するのですが、慣れてくるとヤッコと呼ばれる種類や、フグ、タツノオトシゴの飼育をされている方もいらっしゃいます。

海水魚と熱帯魚の大きな違いは、「海水魚は気が強い」という点です。熱帯魚は複数の種類が異なる魚を飼育しても楽に混泳させることができますが(一部難しい種類もいます)、海水魚の場合はそうはいきません。魚の相性があるため、相性が悪いとどちらか片方が死に至るまでの戦いが水槽内で繰り広げられます。これは、異なる種類であっても、同一種であっても発生します。

珊瑚

珊瑚は、大きく分けてハードコーラルと、ソフトコーラルに分類されます。そしてハードコーラルはSPSと呼ばれる種類と、LPSと呼ばれる種類に分類されます。SPSとは、Small Polyped Stony Coralsの略です。LPSとは、Large Polyp Stony Coralsの略になります。

ハードコーラルと呼ばれる種類の珊瑚は、海中でポリプと呼ばれる触手を出します。このポリプが短い種類の事をSPS。ポリプが長い種類の事をLPSと呼びます。

ソフトコーラル、ハードコーラル(SPS、LPS)の代表的な種類は以下になります。

ソフトコーラル
  • スターポリプ
  • チジミトサカ
  • ハナツダ
  • ディスクコーラルなど
ハードコーラル(SPS)
  • ミドリイシ
  • ウスコモンサンゴなど
ハードコーラル(LPS)
  • スコリミア
  • ハナガタサンゴ
  • キッカサンゴ
  • ナガレハナ
  • タコアシなど

イソギンチャク

イソギンチャクは見た目は少しグロテスクですが、クマノミが共生することからとても人気があります。国内で主に飼育用として流通しているイソギンチャクは以下の種類になります。

  • ハタゴイソギンチャク
  • イボハタゴイソギンチャク
  • タマイタダキイソギンチャク
  • サンゴイソギンチャク
  • シライトイソギンチャク
  • センジュイソギンチャク

マリンプランツ(海藻・海草)

マリンアクアリウムにも水草(マリンプランツ)があります。マリンプランツは、海藻と海草の2種類に分かれます。海藻は手で触れた感触がプニプニしているワカメや昆布などが該当します。海草は、ジュゴンの餌でもあるアマモ類が該当します。

アマモは手で触れると普通に草に触れているような感触があります。

マリンアクアリウムにおいて、主に観賞用として販売されているマリンプランツの種類は以下になります。

海藻
  • ウミブドウ
  • タカノハヅタ
  • センナリヅタ
  • ジュズモ
海草
  • アマモ
  • ウミヒルモ
  • サボテングサ

飼育水槽の種類について

アクアリウムを飼育鑑賞する上で、水槽の濾過システムは以下の4種類に分かれます。

  • 外掛式濾過槽水槽
  • 上部濾過槽水槽
  • 外部濾過槽水槽
  • オーバーフロー水槽

それぞれの違いを以下に記載します。

外掛式濾過槽水槽について

外掛式濾過槽水槽の特徴

外掛式濾過槽水槽の特徴


外掛式濾過の水槽は、濾過装置をメイン水槽の縁に設置し、モーターで吸い上げられたメイン水槽内の水が外掛式濾過槽内のウールマット、ドライボール、活性炭といった濾材を通過して、浄化された水がメイン水槽内へと戻っていく水槽システムです。

上部濾過槽水槽について

上部濾過水槽の特徴

上部濾過水槽の特徴

上部濾過水槽は、水槽上部に配置したポンプで汚れたメイン水槽内の水を吸い上げ(赤い矢印)、上部に設置した濾過槽内を水が通過することで水槽内の汚れを取り除き、濾過された水(青い矢印)が再びメイン水槽内に戻る循環を行う水槽システムです。

外部濾過槽水槽について

外部濾過水槽の特徴

外部濾過水槽の特徴


外部濾過水槽は、ポンプを内蔵した外部濾過水槽がメイン水槽の汚れた水を吸い取り(赤い矢印)、外部濾過槽内を通過することで、水槽内の汚れが取り除かれた水(青い矢印)が再びメイン水槽へと戻っていく循環を繰り返す水槽システムです。

オーバーフロー水槽について

オーバーフロー水槽の仕組み

オーバーフロー水槽の仕組み


オーバーフロー水槽は、メイン水槽下部に設置された濾過槽内で浄化された水がポンプによってメイン水槽に持ち上げられ(青い矢印)、溢れたメイン水槽内の汚れた水が、フロー管を伝わり濾過槽に落ちる(赤い矢印)水槽システムです。

4種類の水槽それぞれで飼育できる生体の違い

外掛式濾過槽水槽で飼育可能な生体

  • 淡水魚
  • 水草

外掛式濾過槽の場合、濾過能力が限られているため、魚や水草の飼育がメインとなってきます。ただし、濾過効率が良くないため、水が汚れやすく、頻度を上げた水替えが必要となります。海水魚の飼育も可能ですが、淡水魚、特に丈夫な金魚やメダカの飼育専用と考えた方がよい濾過システムです。

上部濾過槽水槽で飼育可能な生体

  • 淡水魚
  • 水草
  • 海水魚

上部濾過水槽では、淡水の生体であればほとんど飼育が可能です。海水に生息する生体では、海水魚のみが飼育可能です。珊瑚やイソギンチャクも飼育できない事は無いのですが、上部濾過槽の場合、水槽上部が濾過槽で覆われてしまうため、珊瑚やイソギンチャクが必要とする強い光を水槽上部から照射させることが難しいです。

珊瑚であれば、スターポリプやディスクコーラル。イソギンチャクであればサンゴイソギンチャクやタマイタダキイソギンチャクが、ギリギリ飼育できるかどうかです。

私はマリンアクアリウムを始めた当初は、上部濾過槽に蛍光灯を設置してサンゴイソギンチャクや、タマイタダキイソギンチャクを飼育していたことがありますが、現在オーバーフロー水槽でこれらの生体を飼育していると、生体の状態があきらかに上部濾過槽の時よりも優れているのは歴然です。

マリンアクアリウムで海水魚だけ飼育するのであれば、上部濾過槽でも問題ありませんが、
サンゴやイソギンチャクの飼育を行いたいと思う場合は、外部濾過槽、オーバーフロー水槽にした方が望ましいです。

外部濾過槽水槽で飼育可能な生体

  • 淡水魚
  • 水草
  • 海水魚
  • サンゴ
  • イソギンチャク

外部濾過槽であれば、淡水の生き物も、海水の生き物もほとんど飼育することができます。ただし、マリンアクアリウムの場合、更に状態よく飼育を行うのであれば、オーバーフロー水槽が一番ベストです。

オーバーフロー水槽で飼育可能な生体

  • 淡水魚
  • 水草
  • 海水魚
  • サンゴ
  • イソギンチャク

マリンアクアリウムにおいて、最も理想的な水槽環境がオーバーフロー水槽です。日本だけでなく、世界中のマリンアクアリウム愛好家の多くが、オーバーフロー水槽で珊瑚やイソギンチャク、海水魚を飼育しています。

なぜ、マリンアクアリウムはオーバーフロー水槽での飼育が一番適しているかというと、メイン水槽だけでなく、濾過槽内にも海水を蓄えることができるため、最も多くの飼育水量を確保できる水槽システムのためです。

濾過槽内には、水槽内の微粒な汚れを取り除くプロテインスキマーの設置ができたり、カルシウムリアクター、クーラーなども設置しやすいこともオーバーフロー水槽の魅力です。

淡水魚でオーバーフロー水槽を利用されている方は、主にアロワナなどの大型魚を飼育されている方です。

アクアリウムに必要な機材や用品について

  • 淡水魚飼育に必要な用品・器材は緑色
  • 海水魚・珊瑚に必要な用品・器材は青色
  • 淡水魚、海水魚・珊瑚飼育の両方に必要なものは黄色

上記のように区分して記載します。

上部濾過槽水槽の場合

器材

  • 水槽
  • 上部濾過槽
  • 水槽台
  • 照明(蛍光灯、LED)
  • ヒーター・サーモスタット
  • エアーレーション・ポンプ
  • 冷却ファン
  • クーラー

用品

  • カルキ抜き(浄水器使用の場合は不要)
  • 底砂
  • お掃除メンテナンス用品
  • 治療薬
  • 水草用ハサミ・ピンセット
  • 流木・石
  • 人工海水(海水魚飼育の場合)

外部濾過槽水槽の場合

器材

  • 水槽
  • 外部濾過槽
  • 水槽台
  • 照明(蛍光灯、LED、メタハラ)
  • ヒーター・サーモスタット
  • エアーレーション・ポンプ(必要であれば)
  • 冷却ファン
  • クーラー
  • プロテインスキマー

用品

  • カルキ抜き(浄水器使用の場合は不要)
  • 底砂(マリンアクアリウムの場合は珊瑚砂)
  • お掃除メンテナンス用品
  • 治療薬
  • 水草用ハサミ・ピンセット
  • 流木・石
  • 人工海水(海水魚・珊瑚飼育の場合)
  • ライブロック(海水魚・珊瑚飼育の場合)

オーバーフロー水槽の場合

マリンアクアリウムを想定して記載します。熱帯魚の場合は、外部濾過槽の場合と同様です。

器材

  • オーバーフロー水槽
  • 濾過槽
  • 水槽台
  • 照明(蛍光灯、LED、メタハラ)
  • プロテインスキマー
  • カルシウムリアクター
  • ヒーター・サーモスタット
  • クーラー
  • 浄水器

用品

  • 底砂(珊瑚砂)
  • ライブロック
  • 人工海水
  • お掃除メンテナンス用品
  • 治療薬

海水魚、珊瑚、イソギンチャク飼育の基礎知識について

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