ハタゴイソギンチャク飼育に最適な照明とは?
ハタゴイソギンチャクの飼育で一番気になるのが照明です。照明にはT5蛍光灯、LED、メタハラがありますが、私が今まで年単位でハタゴイソギンチャクの飼育ができたのはメタハラのみです。T5蛍光灯、LEDでも飼育ができるか?できないか?といえば、飼育は可能です。しかし、年単位での長期飼育には至りませんでした。私の知り合いにも10年以上ハタゴイソギンチャクを飼育している愛好家が一人だけいますが、その方も照明はメタハラを利用しています。今までハタゴイソギンチャクを飼育してきて感じた必要な飼育環境についてまとめてみたいと思います。
目次
照明
LEDでの飼育
LEDだけの飼育もおこなっていた個体もいるのですが、長期飼育には至りませんでした。
蛍光灯での飼育
T5でも飼育は可能だと思います。ただし長期飼育できるかについては不明です。
メタハラでの飼育
ハタゴイソギンチャクは、メタハラでの飼育がもっとも適していると思います。
海水魚の飼育、珊瑚の飼育、イソギンチャクの飼育、マリンプランツの飼育に必要な照明については、以下のページでまとめています。
水槽で利用している照明
メタハラがおすすめです。LEDとメタハラで飼育状態を比べてきましたが、メタハラの方が状態よく長期維持できます。スーパークールなどでも試してきましたが、自分の場合はT5蛍光灯とメタハラがセットになったカミハタのスリムラインが、一番ハタゴイソギンチャクを長期飼育できています。
カミハタのスリムラインは、チャーム、楽天、アマゾンで購入できます。特にチャームはアウトレット品のためとっても安いです。私がカミハタスリムラインを購入した時は、11万円だったのに半値以下で購入できます。
既に生産がされていない照明なので、気になる方は早めに購入した方がよいかもしれません。数量限定となっています。製品によって違いはあるかもしれませんが、私が利用しているカミハタスリムラインをもう10年以上、一度も故障をしたことはありません。故障せずで生体がちゃんと長期飼育できる飼育器材が一番です。
2000ケルビンのタイプが売り切れの場合は、1000ケルビンのスリムラインを購入して、球だけ20000ケルビン交換球に取り替えが可能です。20000ケルビン交換球分の価格は、余計にかかってきてしまいますが、チャームさんのスリムラインは激安です。
メタハラの交換球
交換球は、20000ケルビンを利用しています。交換球は、だいたい一年の周期で定期的にチャームさんで、こちらの20000ケルビン交換球を購入して変更しています。
色揚げ
生体の色よりも状態を気にする事が多いので、色揚げについて気にした事は一度もありません。状態よくハタゴイソギンチャクを維持していてば、綺麗に色上がってくれると思います。
ライトの色
ブルーのハタゴイソギンチャクに赤いLEDを当てて飼育していた事があるのですが、どの個体もブルーからパープルに変わってしまいました。照明の光によって、生体の色に変化がでるかもしれないので、あまりLEDの直線的な光をハタゴイソギンチャク直下に当てるのは避けた方がよいかと思います。
色温度
私の周りでハタゴイソギンチャクを長期飼育しているアクアリストはみな、20000ケルビンのメタハラを利用しています。
UVについて
自然界に生きる生体系において、UV(紫外線)についてはとても重要な要素の一つになってくると思います。ただしUVはあまり生体に当てすぎると好ましくない事もあり、ハタゴイソギンチャクの飼育環境下において、あえてUVを意識した事はありません。
ハタゴイソギンチャクを長期飼育する上で必要となる機材については、以下のページでまとめています。
ハタゴイソギンチャクの長期飼育に関して
カクレクマノミがもっとも共生する相性がよいイソギンチャクといえば、ハタゴイソギンチャクです。ハタゴイソギンチャクを長年飼育する愛好家として、今までの飼育を通じて感じた事や実体験を本ページでは記載しております。他に飼育されている方はまた違った意見等があるかもしれません。ショップやメーカーさんであれば、もっとよいアドバイスをしてくれるかもしれません。遠く離れた海の中からやってくるハタゴイソギンチャクを少しでも大切に長く飼育できるよう、初めてハタゴイソギンチャクを飼育される方や、なかなかハタゴイソギンチャクが上手く飼育できない方向けに、お役に立てればと思いまとめています。
関連記事:ハタゴイソギンチャクの長期飼育に関してイソギンチャクの飼育
イソギンチャクといえば、誰もがあこがれる飼育環境下で行うカクレクマノミとの共生です。以下でご紹介するイソギンチャクは、全て我が家の自宅で飼育してきたイソギンチャクになります。イソギンチャクは、海水魚や珊瑚、マリンプランツ(海藻、海草)と比較しても独特の生き物で、実際に飼育経験を積んでいかないと、生体の見極めや、長期飼育が難しい生き物です。ただし、飼育環境さえ整えてしまえば、飼育が難しいとされるハタゴイソギンチャクでも、10年以上飼育する事も可能です。実際に私の周りには10年以上、ハタゴイソギンチャクを飼育しているベテランのアクアリストが今なお飼育を継続して存在します。イソギンチャクと並んで人気のカクレクマノミの飼育については、以下のページでまとめています。カクレクマノミも、もう10年ぐらい今もなお継続して、長期飼育しています。
イソギンチャクの飼育機材、用品
イソギンチャク飼育は、海水魚飼育に必要な機材、用品に追加して、カルシウムリアクター、添加剤、イソギンチャク飼育に適した照明が必要となってきます。カルシウムリアクターと添加剤は無くてもイソギンチャクの飼育は可能です。ここに、オーバーフロー水槽、浄水器、クーラー、プロテインスキマー、ライブロック、ライブサンド、ヒーター、水中ポンプ、塩分濃度計、バケツ、ウールマット、人工海水など海水魚飼育にも必要な機材や用品が加わってきます。より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器、電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。
イソギンチャク飼育におすすめのオーバーフロー水槽
イソギンチャク飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。