ハタゴイソギンチャクの色と種類
ハタゴイソギンチャクは、様々なカラーバリエーションがあります。一番多く流通している色は、ノーマルカラーと呼ばれる茶色っぽい固体となります。ノーマルカラーの他には、クリーム、ホワイト、蛍光イエローグリーン、メタリックグリーン、ブルー、パープルといった固体が流通しています。今まで飼育してきたハタゴイソギンチャクの中には、センターグリーン、パープルエッジな固体や、先端スカイブルー軸パープルといった珍しい固体もいました。また、とても貴重なレッドカラーのハタゴイソギンチャクも世の中には存在します。国内でレッドカラーのハタゴイソギンチャクを過去に販売していたのは、私が把握している範囲では、スプラッシュとコーラルラボになります。
目次
ノーマル
一番多く見かけるブラウン色のハタゴイソギンチャクです。海外からやってくるハタゴイソギンチャクは、ノーマルタイプだと5000円前後です。初心者の方で初めてハタゴイソギンチャクにチャレンジされる方は、ノーマルタイプからまずは初めてみるのがおすすめです。詳しくは、以下のページでまとめています。
クリーム
クリーム色もよく見かけます。結構私は好きな色です。これは2013年に撮影した写真なんですけれど、一見状態が良さそうにも見えますけれど、触手に元気が無いのでこの個体はよくないです。今は見分けられますけれど、当時は見分けられませんでした。詳しくは、以下のページでまとめています。
イエロー
流通する数はとても少なかった気がするのですが、かつてはイエロー固体のハタゴイソギンチャクも流通していました。イエローのハタゴイソギンチャクは、飼育環境化で直ぐに黄緑色に変色してしまい自然界から採取されたばかりの黄色い状態を長期的に保つのが難しかったです。詳しくは、以下のページでまとめています。
蛍光イエローグリーン
この個体は、なかなか見かけない個体ではないでしょうか?2000年頃は沢山みかけました。2016年にコーラルラボに入荷したのを確認しています。詳しくは、以下のページでまとめています。
メタリックグリーン
グリーンはとっても魅力的です。特にグリーンでも色の濃いタイプはなかなか見かける機会がありません。写真は、コーラルラボで購入したスーパーメタリックグリーンの固体です。詳しくは、以下のページでまとめています。
ホワイト
ホワイトカラーのハタゴイソギンチャクは、向かって右下の個体になります。「ホワイトは色が抜けてる。」っという記載を見かけることがあるのですが、飼育環境下で色が抜けてしまう個体と、自然界でホワイトの個体は別物です。ホワイトカラーのハタゴイソギンチャクも自然界にはいます。ブラックオセラリスと共生させると、黒と白のコントラストで綺麗かもしれませんね。詳しくは、以下のページでまとめています。
ブルー
ハタゴイソギンチャクのブルー固体も人気が高いハタゴイソギンチャクです。ただし、購入した当初は、青みが強いのですが、水槽環境下で褐虫藻の数が増えていくと、青みがかった色が触手の先端を残して、ノーマルっぽくなってしまうような場合もあります。詳しくは、以下のページでまとめています。
パープル
私がマリンアクアリウムを始めた2000年頃から既に人気が高かったハタゴイソギンチャクのパープル固体です。昔から、沖縄産の状態がよいということで、国産のパープル固体が人気だったのですが、コーラルラボがインドネシア産のハタゴイソギンチャクのハンドコートを開始してからは、海外からのパープル固体が多く国内に流通するようになりました。詳しくは、以下のページでまとめています。
センターグリーン、パープルエッジ
センターがグリーンでエッジがパープルなハタゴイソギンチャクは、左上の個体になります。中央がグリーンで周りがパープルだった珍しいハタゴイソギンチャクです。グリーンがよく写らなかったので、ご覧のモニターの明るさによっては、普通のパープル個体にしか見えないかもしれません。詳しくは、以下のページでまとめています。
関連記事:ハタゴイソギンチャクセンターグリーン、パープルエッジ固体
先端スカイブルー軸パープル
先端がスカイブルーなのに対して、元はパープルの個体です。ちなみにもの凄い高額な固体です。この先もなかなか見かけない個体なんじゃないかな?と思います。こちらは、コーラルラボで購入したハタゴイソギンチャクになります。詳しくは、以下のページでまとめています。
関連記事:ハタゴイソギンチャク先端スカイブルー軸パープル固体
レッド
ハタゴイソギンチャクレッドカラーの写真を開いたパソコンを撮影した写真です。実はこの写真、スプラッシュさんに過去入荷したレッドカラーハタゴイソギンチャクの写真です。実物の写真も私の手元にあるのですが、あまりにも貴重すぎてブログへのアップは控えさせていただきます。レッドのハタゴイソギンチャクが国内に入荷したショップさんは、私が把握している限りでは、スプラッシュさんと、コーラルラボさんです。イボハタゴイソギンチャクでは無く、ハタゴイソギンチャクのレッド個体は本当に貴重です。詳しくは、以下のページでまとめています。
「ハタゴイソギンチャクの色と種類」のご紹介は以上です。次にハタゴイソギンチャクの飼育に大切な照明について、以下のページでご紹介しています。
ハタゴイソギンチャクの長期飼育に関して
カクレクマノミがもっとも共生する相性がよいイソギンチャクといえば、ハタゴイソギンチャクです。ハタゴイソギンチャクを長年飼育する愛好家として、今までの飼育を通じて感じた事や実体験を本ページでは記載しております。他に飼育されている方はまた違った意見等があるかもしれません。ショップやメーカーさんであれば、もっとよいアドバイスをしてくれるかもしれません。遠く離れた海の中からやってくるハタゴイソギンチャクを少しでも大切に長く飼育できるよう、初めてハタゴイソギンチャクを飼育される方や、なかなかハタゴイソギンチャクが上手く飼育できない方向けに、お役に立てればと思いまとめています。
関連記事:ハタゴイソギンチャクの長期飼育に関してイソギンチャクの飼育
イソギンチャクといえば、誰もがあこがれる飼育環境下で行うカクレクマノミとの共生です。以下でご紹介するイソギンチャクは、全て我が家の自宅で飼育してきたイソギンチャクになります。イソギンチャクは、海水魚や珊瑚、マリンプランツ(海藻、海草)と比較しても独特の生き物で、実際に飼育経験を積んでいかないと、生体の見極めや、長期飼育が難しい生き物です。ただし、飼育環境さえ整えてしまえば、飼育が難しいとされるハタゴイソギンチャクでも、10年以上飼育する事も可能です。実際に私の周りには10年以上、ハタゴイソギンチャクを飼育しているベテランのアクアリストが今なお飼育を継続して存在します。イソギンチャクと並んで人気のカクレクマノミの飼育については、以下のページでまとめています。カクレクマノミも、もう10年ぐらい今もなお継続して、長期飼育しています。
イソギンチャクの飼育機材、用品
イソギンチャク飼育は、海水魚飼育に必要な機材、用品に追加して、カルシウムリアクター、添加剤、イソギンチャク飼育に適した照明が必要となってきます。カルシウムリアクターと添加剤は無くてもイソギンチャクの飼育は可能です。ここに、オーバーフロー水槽、浄水器、クーラー、プロテインスキマー、ライブロック、ライブサンド、ヒーター、水中ポンプ、塩分濃度計、バケツ、ウールマット、人工海水など海水魚飼育にも必要な機材や用品が加わってきます。より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器、電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。
イソギンチャク飼育におすすめのオーバーフロー水槽
イソギンチャク飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。