ハタゴイソギンチャクと海水魚、珊瑚の相性

ハタゴイソギンチャクに共生するアカホシカニダマシ
今まで、サンゴや海水魚、エビ、カニなど様々な生体との相性についてお問い合わせをいただきました。お問い合わせがあった生体との相性に関して、まとめて記載したいと思います。
目次
サンゴとの相性
ハタゴイソギンチャクとサンゴが接触すると、サンゴの方が死んでしまいます。サンゴ水槽でハタゴイソギンチャクを飼育する場合は、注意が必要です。
ウミキノコとの相性
ウミキノコにハタゴイソギンチャクが触れてしまうと、ウミキノコのポリプがなかなか開かなくなってしまう事があります。ハタゴイソギンチャクとウミキノコが接触しないように、水槽内へレイアウトしてあげる必要があります。
ナガレハナサンゴとの相性
ナガレハナサンゴとハタゴイソギンチャクを隣接させた場所にレイアウトすると、ナガレハナサンゴからのスイーパー触手がハタゴイソギンチャクに触れてしまいお互いの触手が格闘するような場面に遭遇してしまいます。やがてナガレハナサンゴの方が負けてしまいますので、ナガレハナサンゴとハタゴイソギンチャクは、隣接した場所にレイアウトしないようにしてあげる必要があります。
エビとの相性
ハタゴイソギンチャクとエビの相性は特に問題ありません。

ハタゴイソギンチャクに乗っかるスカンクシュリンプ
スカンクシュリンプとの相性
スカンクシュリンプとハタゴイソギンチャクの相性は悪くありません。スカンクシュリンプがハタゴイソギンチャクの上に乗っかっている場面を撮影してみました。
ホワイトソックスとの相性
ホワイトソックスとハタゴイソギンチャクの相性は悪くありません。
ペパーミントシュリンプとの相性
ペパーミントシュリンプとハタゴイソギンチャクの相性は悪くありません。
カニとの相性との相性
ハタゴイソギンチャクに共生するカニの事をなんと呼ぶんですか?と質問される事があるのですが、カニでは無く、ヤドカリの仲間であるアカホシカニダマシになります。ハタゴイソギンチャクの上で、両手を広げるように細かい触手のようなものを広げながら、水槽内に漂うプランクトンを捕まえているような様子を確認することができます。
カーリーとの相性
たまにカーリーの毒性と、ハタゴイソギンチャクの毒性はどちらが強いのですか?と質問される方がいるのですが、不明です。カーリーは、水槽内でとても増えてしまう場合があります。採取する事は不可能なぐらいに増えてしまった場合は、駆除する必要があります。カーリーを大量に駆除した時の様子を別途まとめています。
関連記事:水槽、濾過槽にカーリーが大量発生、有効な完全駆除方法
キイロハギとの相性
キイロハギとの相性は特に問題ありません。キイロハギがハタゴイソギンチャクに捕まると食べられてしまうので、接触には注意が必要です。
ツノダシとの相性
ツノダシとの相性は特に問題ありません。ツノダシがハタゴイソギンチャクに捕まると食べられてしまうので、接触には注意が必要です。
ナンヨウハギとの相性
ナンヨウハギとの相性は特に問題ありません。ナンヨウハギがハタゴイソギンチャクに捕まると食べられてしまうので、接触には注意が必要です。
ヤッコとの相性
ヤッコはよく、珊瑚のポリプを突っつきますが、弱ったハタゴイソギンチャクもヤッコは突っつきます。ちなみにヤッコはシャコガイもとても突っつくので注意が必要です。
調子を崩したハタゴイソギンチャクは、触手の吸着力が無くなり水槽内にヤッコがいる場合には、ハタゴイソギンチャクを突っつき始めます。ヤッコがハタゴイソギンチャクの触手を突っつき始めた際には、ハタゴイソギンチャクが弱っている証拠ですので照明環境や水流、水質などを見直してあげる必要があります。

状態を崩したハタゴイソギンチャクを突っつくシマヤッコ
上の写真は、調子を崩したハタゴイソギンチャクを突いているシマヤッコは、バヌアツ産シマヤッコです。
ナマコとの相性
ナマコとの相性については特に問題ありません。ナマコとハタゴイソギンチャクが接触する事はあまり意図的でない限りは起こりえないと思います。
ハゼとの相性
ハゼとハタゴイソギンチャクを同じ水槽で飼育するのは避けた方が無難です。大きなオーバーフロー水槽であれば、特に問題が無いと思いますが、小型水槽でハタゴイソギンチャクとハゼを飼育すると、ハゼが食べられてしまう危険性が高いです。
スクーターブレニーとの相性
スクーターブレニーとハタゴイソギンチャクの飼育も危険です。スクーターブレニーがハタゴイソギンチャクに飛び込んで食べられてしまう可能性があるので同じ水槽での飼育は避けた方がよいと思います。
マンダリンとの相性
マンダリンとハタゴイソギンチャクの飼育も危険です。マンダリンがハタゴイソギンチャクに飛び込んで食べられてしまう可能性があるので同じ水槽での飼育は避けた方がよいと思います。
ハリセンボンとの相性
ハリセンボンとハタゴイソギンチャクが触れないような環境であれば問題無いですが、ハリセンボンがハタゴイソギンチャクと触れてしまった場合は、ハリセンボンが食べられてしまったり、弱って死んでしまう場合があります。
マガキガイとの相性
マガキガイとハタゴイソギンチャクの相性については、特に問題ありません。
ミドリイシとの相性
ハタゴイソギンチャクとミドリイシが接触しないレイアウトであれば問題ないと思います。海外のアクアリストたちの水槽を見ていると、ミドリイシ水槽でハタゴイソギンチャクを飼育している人を何人もみかけてきました。ただし、ハタゴイソギンチャクが大きいと、排泄量も多く飼育水を汚す危険があるので、注意が必要です。
「ハタゴイソギンチャクと海水魚、珊瑚の相性」についてのご紹介は以上です。次にハタゴイソギンチャクがどうしても長く飼育できない方のためにまとめた私の過去の経験を以下にまとめています。
関連記事:ハタゴイソギンチャクが飼育できない!過去の飼育経験から感じること
ハタゴイソギンチャクの長期飼育に関して
カクレクマノミがもっとも共生する相性がよいイソギンチャクといえば、ハタゴイソギンチャクです。ハタゴイソギンチャクを長年飼育する愛好家として、今までの飼育を通じて感じた事や実体験を本ページでは記載しております。他に飼育されている方はまた違った意見等があるかもしれません。ショップやメーカーさんであれば、もっとよいアドバイスをしてくれるかもしれません。遠く離れた海の中からやってくるハタゴイソギンチャクを少しでも大切に長く飼育できるよう、初めてハタゴイソギンチャクを飼育される方や、なかなかハタゴイソギンチャクが上手く飼育できない方向けに、お役に立てればと思いまとめています。
関連記事:ハタゴイソギンチャクの長期飼育に関してイソギンチャクの飼育
イソギンチャクといえば、誰もがあこがれる飼育環境下で行うカクレクマノミとの共生です。以下でご紹介するイソギンチャクは、全て我が家の自宅で飼育してきたイソギンチャクになります。イソギンチャクは、海水魚や珊瑚、マリンプランツ(海藻、海草)と比較しても独特の生き物で、実際に飼育経験を積んでいかないと、生体の見極めや、長期飼育が難しい生き物です。ただし、飼育環境さえ整えてしまえば、飼育が難しいとされるハタゴイソギンチャクでも、10年以上飼育する事も可能です。実際に私の周りには10年以上、ハタゴイソギンチャクを飼育しているベテランのアクアリストが今なお飼育を継続して存在します。イソギンチャクと並んで人気のカクレクマノミの飼育については、以下のページでまとめています。カクレクマノミも、もう10年ぐらい今もなお継続して、長期飼育しています。
イソギンチャクの飼育機材、用品
イソギンチャク飼育は、海水魚飼育に必要な機材、用品に追加して、カルシウムリアクター、添加剤、イソギンチャク飼育に適した照明が必要となってきます。カルシウムリアクターと添加剤は無くてもイソギンチャクの飼育は可能です。ここに、オーバーフロー水槽、浄水器、クーラー、プロテインスキマー、ライブロック、ライブサンド、ヒーター、水中ポンプ、塩分濃度計、バケツ、ウールマット、人工海水など海水魚飼育にも必要な機材や用品が加わってきます。より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器、電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。
イソギンチャク飼育におすすめのオーバーフロー水槽
イソギンチャク飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。