シマヤッコの餌付け

シマヤッコの餌付け方法と手順

シマヤッコの餌付け方法と手順

シマヤッコの餌付けを行う際に、シマヤッコが人工餌に餌付いているのか?それとも餌付いていないのか?によって、対応が異なってきます。それぞれの場合について、私が実践してきた内容を整理してみたいと思います。

人工餌に餌付いている場合

シマヤッコが人工餌に餌付いている場合は、何も問題ありません。人工餌を与えるのみです。ただし、人工餌にも様々な種類があります。シマヤッコに限らず、海水魚の飼育を行い場合、飼育が簡単、難しいを気にするよりも、自然界でどのような生活をしているのか?を知る方が大切だと思っています。

ヤッコは雑食性がほとんどですが、チョウチョウウオの種類になると、ポリプ食性やプランクトン食性がいます。

つまり、草しか食べない生体に肉を与えても食べないですし、仮に食べたとしても、それは本来その生体に適さない餌になると思います。

シマヤッコは、自然界において以下の食性です。

藻類、海綿、ホヤ、底生無脊椎動物、小型の甲殻類等を捕食する雑食性

シマヤッコを維持する際に適した人工餌は、メガバイトグリーンです。人工餌の成分に、草食性分と、水槽飼育環境下においてもシマヤッコがよく食べるヨコエビである甲殻類の成分が配合されています。つまり、草食寄りの雑食性であるシマヤッコにとって、最適な人工餌だと思います。

おすすめの人工餌

メガバイト、ヤッコの餌付け方法、海水魚におすすめの餌については、それぞれ以下のページでまとめています。

人工餌に餌付いていない場合

シマヤッコが人工餌をなかなか食べてくれない場合、私は以下の手順を踏むようにしています。

  • 工程1:冷凍餌を与える。
  • 工程2:冷凍餌を食べない場合活餌を与える。
  • 工程3:活餌を食べたら冷凍餌に慣れさせる。
  • 工程4:冷凍餌を食べたら乾燥餌にする。
  • 工程5:乾燥餌を食べたら一度フレーク状の人工餌を与えてみる。
  • 工程6:フレーク状の人工餌を食べたら粒状の餌を与える。

それぞれの工程について、詳しく解説していきたいと思います。

工程1:冷凍餌を与える

冷凍餌でおすすめなのが、冷凍キョーリンクリーンホワイトシュリンプになります。与え方は以下の通りとなります。

冷凍餌の与え方
  • ブロック状に凍ったホワイトシュリンプの一塊を紙コップなど別の容器に入れる。
  • スポイトで水槽内の海水を吸い上げて、紙コップに入ったホワイトシュリンプに注ぐ。
  • 海水によって溶けたホワイトシュリンプは、紙コップ内でバラバラになる。
  • バラバラになったホワイトシュリンプをスポイトを利用して紙コップから吸い上げ、水槽内にいるシマヤッコに少しずつ注ぎながら与える。

工程2:冷凍餌を食べない場合活餌を与える

冷凍餌を食べない場合は活餌です。私が過去試してきた活餌をご紹介いたします。

ライブコペポーダー

ライブコペポーダー

ライブコペポーダー

とってもよく食べます。シマヤッコもそうですが、餌付き辛いチョウチョウウオの仲間や、ハナゴイ、ハナダイの仲間に対しても、とっても有効な活餌です。

ヨコエビ

ヨコエビ

ヨコエビ

袋の底面に沢山ヨコエビが溜まっています。ヨコエビもヤッコの仲間は喜んで飛びつくようによく食べます。

ブラインシュリンプ

海水魚におすすめの活餌について

海水魚におすすめの活餌について

昔学習教材の付録に付いていたシーモンキーですね。と言って通じる方は、40代付近かと思います。生きたブラインシュリンプもとってもよく食べます。

以前、カクレクマノミの繁殖を自宅で行っていた際にブラインシュリンプを育てていた頃があり、その際にシマヤッコにもブラインシュリンプを与えていました。カクレクマノミの長期飼育については、以下のページでご紹介しています。

関連記事:カクレクマノミの長期飼育について

ブラインシュリンプ孵化セット

ブラインシュリンプ孵化セット

シマヤッコに有効な活餌は、ライブコペポーダー、ヨコエビ、ブラインシュリンプの3種類です。でも、なかなか活餌はネット上から入手しずらくなっているので、リフジウム水槽を利用して水槽内にシマヤッコがとてもよく食べるヨコエビなどを発生させるのが、一番効率的です。

ブラインシュリンプも自宅で育てられますが、クマノミの養殖を行っているなど他で利用する用途が無い限りは結構面倒です。

工程3:活餌を食べたら冷凍餌に慣れさせる

活餌を食べたら、冷凍餌を与えてあげます。冷凍餌のおすすめは、工程1で記載した通り、冷凍キョーリンクリーンホワイトシュリンプです。

工程4:冷凍餌を食べたら乾燥餌にする

例と餌の冷凍キョーリンクリーンホワイトシュリンプを食べたら、次は乾燥餌です。乾燥餌は、ブラインシュリンプを乾燥させたキョーリン ビタミン ブラインシュリンプを利用しています。

与え方は、以下の通りです。

乾燥餌の与え方

  • 冷凍餌を与えるのと同じ要領で、紙コップなどに指で砕いた乾燥餌を入れる。
  • スポイトで水槽内の海水を吸い上げて、乾燥餌が入った紙コップの中に注ぎ込む。
  • 海水がなじんだ乾燥餌をスポイトで紙コップから吸い上げて水槽内に少しずつ注いぎながら与える。

工程5:乾燥餌を食べたら一度フレーク状の人工餌を与える

乾燥餌に餌付いたら、次は粒餌に行く前に、フレーク状の人工餌を与えます。理由は、フレーク状の餌は、水槽内で冷凍餌や乾燥餌のようにフワフワと漂うので、冷凍餌、乾燥餌に餌付いたシマヤッコが冷凍餌、乾燥餌に間違えて、フレーク状の餌をついばみ始めます。私がいつも与えているフレーク状の餌は、テトラ マリン メニューです。

フレーク状の餌は、そのまま与えてしまうと水面に浮いてしまうので、乾燥餌、冷凍餌と同じ要領で以下の手順で与えます。

人工餌(フレーク)の与え方

  • 冷凍餌を与えるのと同じ要領で、紙コップなどに指で砕いた人工餌(フレーク)を入れる。
  • スポイトで水槽内の海水を吸い上げて、人工餌(フレーク)が入った紙コップの中に注ぎ込む。
  • 海水がなじんだ乾燥餌をスポイトで紙コップから吸い上げて水槽内に少しずつ注いぎながら与える。

工程6:粒状の餌を与える

フレーク状の人工餌を食べたら、あとは、メガバイトグリーンを与えるのみです。

ヤッコの飼育を行う場合は、サブ水槽でリフジウムを作ってしまうのが、一番手っ取り早いかなっと思います。

ヤッコの飼育において、よく生餌としてアサリのむき身を与える方のお話を伺うことがあるのですが、海外の書籍はほぼ全て、シマヤッコは自然界において、藻類、海綿、ホヤ、底生無脊椎動物、小型の甲殻類等を捕食する雑食性の海水魚と記載されています。

アサリのむき身はどちらかというと雑食性の中でも肉食性が強い魚に対して与える餌だと思う気がするので、シマヤッコが突っついたとしても、あまり餌としては好ましくない気がします。私は与えた事がありません。ってか、与えません。

日本国内に流通するシマヤッコには、マニラ産、バリ産、マーシャル産、ミクロネシア産、バヌアツ産の5種類が存在します。また、シマヤッコとスミレヤッコの交配種もかなり稀ですが、入荷します(日本にはもう入荷しないかもですけれど)。それぞれのシマヤッコの飼育方法について、以下のページでまとめています。

関連記事:シマヤッコの長期飼育について

「シマヤッコの餌付け」についてのご紹介は以上となります。次に、「シマヤッコ飼育に適切な水槽内の魚の数」をご紹介いたします。

関連記事:シマヤッコ飼育に適切な水槽内の魚の数

おすすめの生体

バヌアツ産シマヤッコ(±65-70mm)

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ブラックバンドエンゼル


人気のショップ


種類別ヤッコの飼育

ヤッコの魅力といえば、水槽内のレイアウトの隙間をスルスルとかいくぐりながら泳ぐ姿と、体の模様の美しさにあります。特に人気のヤッコは、シマヤッコニシキヤッコスミレヤッコです。以前は、なかなか餌付き辛い種類もいましたが、無理な混泳をさせずに、落ち着いた水槽環境を準備してあげれば、昔ほど餌付けが難しいと感じるヤッコが少なくなった気がいたします。よくフレームエンゼルレモンピールエンゼルなどが飼育がし易い初心者ヤッコとして紹介される事が多いですが、ヤッコの飼育難易度は、よっぽど水深深くから引き上げられ、輸送のストレスを受けている個体でなければ、それほど差は無いと感じます。自然界での食性を把握し、落ち着いた環境で時間をかけて飼育してあげる事が大切だと感じます。

関連記事:ヤッコの飼育について(69種類掲載中)

海水魚の飼育

特に人気が高い海水魚の飼育方法をご紹介しています。海水魚飼育を始められる方は、まずはカクレクマノミイソギンチャクの共生から入り、マリンアクアリウムにハマると、ヤッコ飼育へと流れていく方が多くいます。チョウチョウウオは人工餌に餌付き辛い種類が多く、初心者の方にはおすすめしません。ハナゴイ、ハナダイの仲間は、性格がおとなしく、群れで水槽内を泳ぐのと、丈夫な種類が多いのと、珊瑚との相性も良く色合いも綺麗なことから、初心者の方にもおすすめの海水魚になります。海水魚の種類別飼育方法については、以下のページでご紹介しています。

関連記事:海水魚の飼育について

海水魚の餌

マリンアクアリウムを行う上で、生体別に適したおすすめな餌の区分について整理していきたいと思います。なお以下の整理内容は、私自身の過去のマリンアクアリウム経験をもとにまとめているため、他の方がまとめたらまた別の視点になるかもしれません。海水魚の餌選定において、一番重要となってくるのは、自然界において生体が何を捕食していて、雑食性なのか?草食性なのか?ポリプ食?プランクトン食?なのかをシッカリと理解することです。自然界における生体の捕食性を理解した上で、餌を選定していきたいと思います。また、厳密には乾燥餌、冷凍餌については、加工のタイミングで人の手が入っているので、広域では人工餌に分類されると思うのですが、分かりやすい分類という観点で、それぞれ分けて整理していきたいと思います。海水魚の餌については、以下のページでご紹介しています。

関連記事:海水魚におすすめな餌と餌付け方法

海水魚の白点病

海水魚の白点病治療は、オキシドール、ニチドウグリーンFゴールド、淡水浴、水換え、放置、自然治癒など様々試みている人がいますが、過去に私自身が行ってきた治療方法を交えながら、白点病の原因と対策についてご紹介いたします。写真は、我が家の水槽で、白点病になってしまったゴールデンバタフライの写真です。チョウチョウウオの飼育は、特に白点病になりやすいので、注意が必要です。写真のゴールデンバタフライの体表に白い点々が付いているのが分かるかと思います。白点病とは、魚を飼育する人であれば、誰でも経験する魚の病気です。初心者の方であっても、ベテランの方であっても、海水魚を販売するショップでさえも白点病に悩まされています。過去行ってきた白点病の治療方法について以下のページでご紹介いたします。

関連記事:海水魚の白点病について

海水魚の飼育機材、用品

海水魚飼育に必要な機材と用品についてまとめています。海水魚を状態よく長期飼育したい場合は、オーバーフロー水槽浄水器クーラープロテインスキマーライブロックライブサンドヒーター水中ポンプ塩分濃度計バケツウールマット人工海水などが必要となってきます。また、より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。海水魚を飼育する上で必要な飼育機材や用品については、以下のページでご紹介いたします。

関連記事:海水魚飼育に必要な機材と用品

海水魚飼育におすすめのオーバーフロー水槽

海水魚飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚珊瑚イソギンチャクマリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。

関連記事:どれがおすすめ?オーバーフロー水槽比較

マリンアクアリウム飼育方法

海水魚珊瑚ソフトコーラルハードコーラル)、イソギンチャクマリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。

イソギンチャク

イソギンチャクの飼育 イソギンチャクの飼育

マリンプランツ(海藻、海草)

マリンプランツの飼育 マリンプランツの飼育

マリンアクアリウム飼育機材

海水魚珊瑚ソフトコーラルハードコーラル)、イソギンチャクマリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。