クイーンエンゼルフィッシュの飼育について

クイーンエンゼルフィッシュ
カリブ海や西大西洋の暖かい海域で観測ができるエンゼルフィッシュです。頭部に存在する青い模様に囲まれた黒い斑点が王冠に見えることからクイーンエンゼルフィッシュの称号が付けられています。成魚は尾びれと胸鰭は黄色、ファンタスティックブルーで囲まれた額には更に鮮やかなブルーの王冠模様がとても艶やかです。体表はイエローオレンジとブルーのグラデーションが美しく、背びれと尻びれは尾びれの後部までに到達するほど長く伸び、見た目も美しく観賞魚としてとても魅力があります。幼魚も成魚に負けないほどの綺麗なブルーのラインが体表に入り、幼魚から成魚までの変化を楽しめる海水魚でもあります。自然界では、海綿や藻類等を食べているとされています。特にベリーズ産と呼ばれるクイーンエンゼルは、ブラジル産、カリブ産よりも青味がとっても強く大変綺麗なクイーンで価格も通常よりも高値となってきます。ベリーズというエリアは、中央アメリカの東海岸に位置する北をメキシコ、西と南をグアテマラに接し、東にはカリブ海がひろがるエリアです。ベリーシティの東100kmのライトハウスリーフの中にひときわ深く青い色をした穴のようなところは、世界的に有名なブルーホールと呼ばれる海にポッカリ穴があいてしまったエリア。直径300m以上、深さが約130m以上の規模で、周囲を平均3mの珊瑚礁で囲まれています。ベリーズは、マヤ遺跡も有名でとっても綺麗な海が広がっています。綺麗なカリブ海に生息するまさにエンゼルフィッシュを代表する海水魚です。クイーンエンゼルフィッシュの近縁種として、ブルーエンゼルフィッシュがいるがこの個体との交配種も自然界では稀に存在します。マリンアクアリストであれば、いつかは大きな水槽で優雅に泳がせながら育ててみたいと思う海水魚です。
ヤッコの仲間は性格がキツイ種類が多いため、混泳を実現したい場合は、大きなサイズの水槽を用意し、小型ヤッコであればライブロックで複雑な形状を組み上げて隠れ家を作り、水槽にはあまり多くの海水魚を入れないのが理想です。大型ヤッコの場合は、大型のオーバーフロー水槽でベアタンクを作り、水槽内で縄張り争いが発生しないように、ライブロックの数を減らして飼育するという手段もあります。ヤッコの飼育におすすめなオーバーフロー水槽、ライブロック、ヤッコの混泳については、以下のページでまとめています。
目次
クイーンエンゼルフィッシュについて
学名
Holacanthus ciliaris
全長(最大)
45cm
生息分布
カリブ海~西大西洋
飼育難易度
人工資料にも餌付きやすく、飼育は難しい種類では無いが、硝酸塩濃度が高い水槽環境だと体表の鮮やかな色彩が落ちてしまいます。多くの生体を入れた水槽で混泳を楽しむのであれば、できれば120cm以上のオーバーフロー水槽と汚れを貯めないメンテナンスを心がけたいです。珊瑚はとてもよく突っつくため、海水魚のみの環境で飼育は行いたいです。体表の色揚げにクリルやシュリンプを与えると効果的ですが、餌の与えすぎは消化不良をおこすため餌をねだってきたとしても一日に与える量には制限を設けておいた方が突然死等を免れることができます。120cm以上の大きな海水魚水槽を所有しているマリンアクアリストであれば、是非飼育にチャレンジしてみたい海水魚です。また、珊瑚をよく突っつくので珊瑚水槽での飼育は避けた方が無難です。飼育は容易で、落ち着いた飼育環境であればすぐに餌付いてくれます。
性格
キツイ:
混泳
難しい:
餌付け
簡単:
珊瑚との相性
危険:
飼育環境
水換え頻度
飼育する水槽環境によって、水換えを行う頻度が異なってきます。水換え頻度については、以下のページでまとめています。
水換え頻度について
ライブロック
ライブロックは、水槽内での生物濾過を実現したり、隠れ家としても機能を果たすので、水槽内にあった方がおすすめです。
ライブロックの特徴、選定
ライブサンド
ライブサンドは、水槽内での生物濾過を実現し、生体が水槽内で過ごし易い環境を作り上げることができます。ライブサンドの特徴や、水槽サイズ別に必要となるライブサンドの量について、以下のページでまとめています。
ライブロックの特徴、選定
プロテインスキマーの設置
プロテインスキマーは、ライブロック、ライブサンドで実現する生物濾過とは異なり、水槽内に溜まった目に見えるぐらいの汚れを物理的に除去するといった役割を持つため、設置した方が状態よく飼育することができます。
プロテインスキマーの特徴、選定
殺菌灯の設置
殺菌灯は水槽内の病原菌を紫外線の力で除去できる機材です。白点病を防ぐためにも殺菌灯の設置がおすすめです。殺菌灯の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
殺菌灯の特徴、選定
白点病治療
海水魚の飼育で一番多い病気が、白点病です。万が一、白点病になってしまった場合の治療方法について、以下のページでまとめています。
海水魚の白点病治療
浄水器の設置
より海に近い環境で長期飼育を目指す場合には、水道水の不純物を取り除ける浄水器を設置するのがおすすめです。浄水器の特徴や選定については、以下のページでまとめています。
浄水器の特徴、選定
オーバーフロー水槽での飼育
水槽の水量が多いほど、急激な水槽内の環境変化から生体をまもり、状態よく飼育することができます。生体の長期飼育を目指すなら、オーバーフロー水槽での飼育がおすすめです。
オーバーフロー水槽の特徴、選定
クイーンエンゼルフィッシュを飼育する上で必要な飼育環境については、以下のページにまとめています。
餌
クイーンエンゼルフィッシュにおすすめの人工餌は、メガバイトグリーンです。ヤッコは自然界において、藻類、海綿、ホヤ、底生無脊椎動物、小型の甲殻類等を捕食する雑食性の海水魚です。草食寄りの雑食成分が配合された人工餌として、メガバイトグリーンがもっともおすすめです。
メガバイトグリーン
メガバイト、ヤッコの餌付け方法、海水魚におすすめの餌については、それぞれ以下のページでまとめています。
価格相場
約20,000円
価格相場はあくまで目安です。生体の入荷状況や販売店舗などによって異なります。詳しくは以下の通販サイトより、最新の価格をご確認ください。
通販
通販サイトで購入ができる価格が安いクイーンエンゼルフィッシュを以下のページからご確認いただけます。該当の商品が存在しない場合は、商品が何も表示されない場合や、他の商品が表示される場合があります。
クイーンエンゼルフィッシュに関する飼育方法のご紹介は以上となります。次にクラリオンエンゼルフィッシュの飼育方法をご紹介いたします。 関連記事:クラリオンエンゼルフィッシュの飼育について
おすすめの生体
人気のショップ
種類別ヤッコの飼育
ヤッコの魅力といえば、水槽内のレイアウトの隙間をスルスルとかいくぐりながら泳ぐ姿と、体の模様の美しさにあります。特に人気のヤッコは、シマヤッコ、ニシキヤッコ、スミレヤッコです。以前は、なかなか餌付き辛い種類もいましたが、無理な混泳をさせずに、落ち着いた水槽環境を準備してあげれば、昔ほど餌付けが難しいと感じるヤッコが少なくなった気がいたします。よくフレームエンゼル、レモンピールエンゼルなどが飼育がし易い初心者ヤッコとして紹介される事が多いですが、ヤッコの飼育難易度は、よっぽど水深深くから引き上げられ、輸送のストレスを受けている個体でなければ、それほど差は無いと感じます。自然界での食性を把握し、落ち着いた環境で時間をかけて飼育してあげる事が大切だと感じます。
海水魚の飼育
特に人気が高い海水魚の飼育方法をご紹介しています。海水魚飼育を始められる方は、まずはカクレクマノミとイソギンチャクの共生から入り、マリンアクアリウムにハマると、ヤッコ飼育へと流れていく方が多くいます。チョウチョウウオは人工餌に餌付き辛い種類が多く、初心者の方にはおすすめしません。ハナゴイ、ハナダイの仲間は、性格がおとなしく、群れで水槽内を泳ぐのと、丈夫な種類が多いのと、珊瑚との相性も良く色合いも綺麗なことから、初心者の方にもおすすめの海水魚になります。海水魚の種類別飼育方法については、以下のページでご紹介しています。
海水魚の餌
マリンアクアリウムを行う上で、生体別に適したおすすめな餌の区分について整理していきたいと思います。なお以下の整理内容は、私自身の過去のマリンアクアリウム経験をもとにまとめているため、他の方がまとめたらまた別の視点になるかもしれません。海水魚の餌選定において、一番重要となってくるのは、自然界において生体が何を捕食していて、雑食性なのか?草食性なのか?ポリプ食?プランクトン食?なのかをシッカリと理解することです。自然界における生体の捕食性を理解した上で、餌を選定していきたいと思います。また、厳密には乾燥餌、冷凍餌については、加工のタイミングで人の手が入っているので、広域では人工餌に分類されると思うのですが、分かりやすい分類という観点で、それぞれ分けて整理していきたいと思います。海水魚の餌については、以下のページでご紹介しています。
海水魚の白点病
海水魚の白点病治療は、オキシドール、ニチドウグリーンFゴールド、淡水浴、水換え、放置、自然治癒など様々試みている人がいますが、過去に私自身が行ってきた治療方法を交えながら、白点病の原因と対策についてご紹介いたします。写真は、我が家の水槽で、白点病になってしまったゴールデンバタフライの写真です。チョウチョウウオの飼育は、特に白点病になりやすいので、注意が必要です。写真のゴールデンバタフライの体表に白い点々が付いているのが分かるかと思います。白点病とは、魚を飼育する人であれば、誰でも経験する魚の病気です。初心者の方であっても、ベテランの方であっても、海水魚を販売するショップでさえも白点病に悩まされています。過去行ってきた白点病の治療方法について以下のページでご紹介いたします。
海水魚の飼育機材、用品
海水魚飼育に必要な機材と用品についてまとめています。海水魚を状態よく長期飼育したい場合は、オーバーフロー水槽、浄水器、クーラー、プロテインスキマー、ライブロック、ライブサンド、ヒーター、水中ポンプ、塩分濃度計、バケツ、ウールマット、人工海水などが必要となってきます。また、より自動化させた水槽環境を実現する際には、自動給水器、電磁弁が必要です。オーバーフロー水槽を自作する際には、水槽用の配管パーツが必要となってきます。海水魚を飼育する上で必要な飼育機材や用品については、以下のページでご紹介いたします。
海水魚飼育におすすめのオーバーフロー水槽
海水魚飼育におすすめなオーバーフロー水槽を30センチ、45センチ、60センチ、90センチ、120センチサイズ別に比較することができます。オーバーフロー水槽は、サイズが大きくなるにつれて、とても高額になってきます。オーバーフロー水槽が崩壊したり、水槽に付属する機材が故障すると、飼育している海水魚、珊瑚、イソギンチャク、マリンプランツが死んでしまう可能性があるので、万が一何かトラブルが発生した際にも、サポート体制がシッカリとしている店舗で購入するのがおすすめです。インターネット通販で販売されているオーバーフロー水槽は、組み立てが簡単なので、届いたその日に水槽のセッティングを開始することができます。詳細は、以下のページでまとめています。
マリンアクアリウム飼育方法
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育方法について、以下のページでそれぞれまとめています。
マリンアクアリウム飼育機材
海水魚、珊瑚(ソフトコーラル、ハードコーラル)、イソギンチャク、マリンプランツ(海藻、海草)の飼育に必要な機材や用品などについて、以下のページでそれぞれまとめています。